布留川 勝の「人材育成の現場!」日記
企業・団体の「グローバル&自立型人材」育成に携わるグローバル・エデュケーションの代表、布留川が人材育成の現場で日々感じたことなどをまとめます。 BLOG内検索
GlobalEducationandTrainingConsultants代表取締役布留川 勝カーネギーメロン大学 Institute for Software Research International Program Director

2008年10月

外国人新入社員が起こすポジティブチェンジ

2008年10月27日
先週金曜日に弊社がコーディネートをさせていいただいている企業(製造業)の海外研修帰国報告会があった。技術系は修士号をもつ新入社員が多いので平均年齢は24-5歳である。 研修前のTOEICのスコアは400-900まであり幅が広いが、役員・管理職・来年の新入社員合わせて総勢80名以上が見守るなかで、全員が見事な英語によるプレゼンテーションを行った。



報告会後、懇親会があり翌年の新入社員も参加していた。スリランカから2名、中国から2名、インドネシアから1名の修士号をもった日本語も英語も流暢な新入社員がいたので何名かに話しかけてみた。e505739f.jpg



写真はスリランカ人の新入社員である。日本語も英語も母国語ではないのはわかるが、ビジネスでも問題のないレベルである。スリランカの事情やキャリアについてしばらく話したが、意識も高く、アイデンティティもしっかりしていて頼もしい。



ある企業の採用担当者の話では、今後、彼のような優秀な外国人を増やし、全採用者の10-20%に増やしていくとのことである。理由は、日本語も英語もできかつ、「成功願望」も高いので日本人社員へポジティブな刺激を与えるから、ということである。



私も同感である。若いうちに日本人以外の優秀な外国人から刺激を受け、「外国人との協働力」「英語力」の必要性を感じられるようにする。会社から与えられる目標としてではなく、職場環境そのものに「ダイバーシティ(多様性)」という刺激を注入することにより、自らの意思で学び始める「仕掛け」にするのである。



kazukon at 15:24

着眼大局(Think big!)

2008年10月23日
昨日は、講師に高橋浩一氏をお招きし、グローバル人材育成研究会29回を開催した。





a310c47d.jpgこの会も次回は30回を迎えることとなった。毎回、独自のアイデアやノウハウを 持った講師の方々や海外ビジネススクールのディレクターをお招きし、自立しかつグ ローバルで活躍できる人材の育成についてのワークショップを行っている。



今回は17名の人材育成ご担当者にご参加いただいた。



会のレポートは近日中に弊社ホームページにアップさせていただくが、当日の様子を

簡単に報告させていただく。



前半は私のほうから、拙著『パーソナル・グローバリゼーション(幻冬舎MC刊)』の グローバル人材モデル『グローバル・プロフィシエンシー』における、セルフエンパ ワーメント(深い自己理解に基づいた自己強化)の具体的なツールとして、DiSC(r) (HRD社)をご紹介した。 7886c059.jpg



DiSC(r)とは、人の『動機』『欲求』の違いを、D(主導)、i(感化)、S(安定)、 C(慎重)の4つの要素の強弱バランスで整理した行動心理学上の理論である。



自己理解と他者理解に基づき自らの効果性を高めるツールとしてグローバル企業では広く使われている。



つい先日も弊社クライアントの公認会計士の方々50名に、DiSCの概要について講演 させていただいた。マネジメントにつくスペシャリストにもピープルスキルは必須で あり、皆さん非常に熱心に聞いて頂いた。





後半は高橋氏による『フレームワーク・ファシリテーション』である。この概念は、 私が提唱している『グローバル・プロフィシエンシー』の要素においては、ビジョナ リー・シンキング(熱い思いを伴なった構想力と、構想力を支えるプロアクティブ、 クリエイティブ、ロジカル、システムシンキングなどの思考力)の中のシステムシン キングをベースにしたファシリテーションという位置付けである。 ec9f3bf0.jpg



簡単に説明すると「左脳型ファシリテーション」といえる。ファシリテーションワー クショップは様々な形のものがあるが、高橋氏のコースの特徴は、 『属人的』でない こと、すなわち人前で話すことが苦手な人でも、テンプレートを使うことにより常に 60-70%の結果を出せるようになることを目標にしている。技術者や公認会計士 などの専門家の方々には、ファシリテーションやプレゼンテーションに対する苦手意 識のある場合が多い。



そこで、高橋氏は、MITのピーター・センゲ教授の創案した、システムシンキングを 取り入れたファシリテーションワークショップを展開している。



システムシンキングとは、着眼大局(Think big)であり、ロジックツリー、ピラ ミッドストラクチャー、MECE(ダブらずモレず)を要素とした通常のロジカルシンキ ングは、着手小局(Do small)である。



高橋氏は、ロジカルシンキングが、すぐに現場で使えていないのは着手小局をする前 に、着眼大局のプロセスを経ていないからという説明をされていた。



ワークも含めて2時間であり、すべて理解するには時間不足の面もあったが、私には

左脳を鍛え、着眼大局(Think big!)の意味をより深く理解できるよい機会になった。



写真は会の様子

kazukon at 18:07
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