布留川 勝の「人材育成の現場!」日記
企業・団体の「グローバル&自立型人材」育成に携わるグローバル・エデュケーションの代表、布留川が人材育成の現場で日々感じたことなどをまとめます。 BLOG内検索
GlobalEducationandTrainingConsultants代表取締役布留川 勝カーネギーメロン大学 Institute for Software Research International Program Director

2008年12月

Yes, we will!

2008年12月24日
Yes We willこの写真は何だろう?と思われるかもしれない。実はこの「Yes, we will」の下には、16名のグローバルリーダー育成研修修了者が写っている。許可を頂いていないので編集してメンバーの勇姿をお見せできないのが残念だ。



Yes, we will」の後に意味として何が続くのかというと、「work anywhere if necessary. We are not managers who are willing to work in developed countries but not in emerging countries.(私たちは、先進国なら赴任するが、新興国なら行きたくないというような管理職ではない)」という言葉である。



これは、1年間のハードな研修を抜けてきた16名の精鋭による、社長、副社長、役 員、幹部および翌年の参加者への英語でのプレゼンテーション終了後の、その場においての意思表明である。



不況とはいえ、まだまだ豊かである日本においては、最近、海外赴任者による、赴任地の選り好みの問題が表面化してきている。

30-40代管理職にとって、子供の教育、配偶者の同意などを考慮すると、できれば先進国への赴任が望ましいと言うのはホンネであり、理解できる。

そんな中で、ここに紹介した16名は、プレゼンテーションを通して、目を見張るよう な成果(グローバルスキル・マインド・英語力)を見せただけではなく、「会社の発 展のためにどこにでも行きます」、と全員が宣言したのである。



グローバル人材育成の現場に携わる私としては、このグローバルマインドを象徴する宣言は、正 直、嬉しかった。





kazukon at 20:57

アジアNO1ビジネススクール CEIBS

2008年12月04日
4ee354d2.jpg今日も上海はどんよりしている。上海は嫌いな町ではないが、空気の悪さと車の運転の荒っぽさはあまり感心できない。このブログは、蘇州から上海に向かう車で書いているが、4車線道路をまるでレーシングカーのように車と車の間をすり抜けていく。

蘇州では、カーネギーメロン大学と蘇州市が共同で開催するSEPG(Software Engineering Process Group)への参加とカーネギーメロン大学中国オフィスとのプログラムの打ち合わせで訪問していた。



ここでは私が今週の火曜日に上海で訪問したCEIBS(China European International Business School)について報告したい。



CEIBSは2007年のフィナンシャル・タイムズのMBAランキングで11位に入った。世界中のビジネススクールが熾烈な競争を展開する中で、これはなかなかの快挙である。もちろん、アジア(日本も含む)ではトップである。



961cc61e.jpg弊社がアジアで協働するビジネススクールは現在フランスのINSEADのシンガポール校だけであったが、CEIBSとの協働により、よりコース開発において選択肢が広がることになった。



そもそも今回の訪問は11月の初旬に、CEIBSの方々が、弊社を訪れてくれたことに始まる。目的は、日本におけるEMBA(ExecutiveMBA)の可能性のリサーチいうことであったので、日本の管理職研修の課題、特に中国を中心としたアジアのリージョナル人材の育成動向について私なりに私見を述べさせていただいたところ、一度CEIBSを見に来ませんかということであった。



そこで、お招きに応じ、今回早速訪れてみた。約束の時間よりも1時間も早い12時に着いてしまい、近辺にレストランもなく、学食に行ってみた。1f155b7a.jpg

よく様子もわからないので、MBAの学生に混じり、麺類らしき場所でトレイを持って並んでいると、厨房のやさしいおばさんが満面の笑顔で声をかけてきたがさっぱりわからない。困っていると、隣に立っていたきちっとダークスーツを着込んだ男性が英語で助けてくれた。お礼をいい、MBAの学生には見えないので教授かどうか聞いてみると、なんと私が会いに行くExecutive EducationのGordonさんであった。

ということで、学食にて前回弊社を訪れてくれたCherryさんもすぐ合流し早速話を始めた。私は中国のビジネススクールなのになぜEuropeanが入っているのか聞いてみた。ゴードンさんの説明と私の解釈は以下の通りである。08b6627b.jpg



CEIBSはEU(ヨーロッパ連合)と中国政府の合弁事業だ。1994年に設立し、13年で世界11位、アジアトップのビジネススクールにまで成長させたのであるから、国家レベルの戦略が見え隠れする。EU側も中国の成長に目をつけ、中国側もEUとの関係をより密接にする人材育成が目的であったと思われる。



中国には126のMBAプログラムが存在する。CEIBSのフルタイムのMBA学生は平均年齢が29歳、1学年平均180人、中国外からの学生が約3分の1を占め、MBA外国人比率は、37%、国籍は欧州、アジア、中東が中心である。

女性の比率も35%ということで、非常に優秀そうな学生が多く見受けられた。



ただ、今回の目的はMBAのリサーチではなく、日本企業の管理職研修としてのE-MBA(現地駐在員向け)とエグゼクティブプログラム(日本や海外現地法人からの派遣)である。



こちらについては、後日改めてグローバル人材育成研究会にて進捗を発表していきたい。取り急ぎ現地からの報告まで。



写真はキャンパスの様子とゴードン&チェリーさん。













 



kazukon at 14:19

Mini-MBA@ニューヨーク大学

2008年12月01日
先週のグローバル人材育成研究会の後、ニューヨーク大学の私のパートナーであるDr. Jexが来日されていたので、Alumni Party(同窓会)を青山で開いた。毎年開催している会であるが、今年も8年前からのコース修了者から、来年参加される方まで集まって頂いた。



6f90da19.jpgこのニューヨーク大学のGlobal Certificate(Mini-MBA)は、8年前に弊社とニューヨーク大学のパートナーシップでスタートしたプログラムで、主に、MBAへの派遣をやめて、同じ予算でより人数を多く派遣したいという企業20代後半から30代の次世代リーダー候補のグローバル人材化の一環として人気がある。

また、個人でも「MBAでも語学でもない留学」を探している人にもぴったりのプログラムだ。



パーティの席上、参加者はみなさんそれぞれの思い出を楽しそうに語っていた。横で話を聞いていてマンハッタンに住み、ニューヨーク大学で学んだことを本当に人生の財産のように思われているのが手に取るようにわかった。ご経験者にはわかると思うが、留学は人生においてインパクトのあるものである。ただ、ニューヨークという街に「住んで学ぶ」ということは、留学にプラスアルファを与えるものである。なぜか?それは「ニューヨークはアメリカではなくて、ニューヨーク」だからである。「人種の坩堝、夢と欲望が渦巻く街」である。まさしく、グローバルなのである。留学とは、ある意味「人生を学ぶ」ものでもある。若い時期に強烈なインパクトを感じることは、感性を磨くことにつながり、リーダーとしての資質を創る



10年以上に前に、米国でMBAに変わる日本人のための「MBA的知識・発想、コミュニケーションスキル・使える英語力をすべて同時に学べるコース」を必死で探していた。

5-6の州を回り、なかなか思ったようなプログラムが見つからず、帰国前日に出会ったのがDr. Jexである。



いつも不思議なのは、その10年以上前に始めてお会いして、今もまったく変わらないDr. Jexがかもし出す「静かなパッション」である。米国人の多くはこの「静かな」感じがあまりない。

その「静かなパッション」に惹かれ協働させていただいているが、やはり正解だったと思う。この「Global Certificate」 は、確実にグローバルな人材を育成してきている。



昨日から、アジアでの「Mini-MBA」と若手のグローバルトレーニングのリサーチのため、金融危機が直撃している上海に来ている。また、改めてご報告したい。





写真はパーティーで挨拶するDr. Jex.



kazukon at 11:21
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