布留川 勝の「人材育成の現場!」日記
企業・団体の「グローバル&自立型人材」育成に携わるグローバル・エデュケーションの代表、布留川が人材育成の現場で日々感じたことなどをまとめます。 BLOG内検索
GlobalEducationandTrainingConsultants代表取締役布留川 勝カーネギーメロン大学 Institute for Software Research International Program Director

2009年02月

先行投資としての『新入社員グローバル人材化』

2009年02月20日
photo昨日は、新入社員40名のグローバル化プロジェクトの最終日で、グループプレゼンテーションがあった。各社未曾有の経済危機に直撃されているなかで、この企業も例外でない。

そんな中、新人のプレゼンテーションは、暗い気分を一掃させるパワーがあった。やはり若い社員の熱い思いと成長の兆しは前向きな投資であることを確信させてくれる。



この時期のこのプロジェクトに特別の思いをもたれていたご担当者の方々の表情も明るかった。



約7ヶ月にわたる厳しいワークショップであったが、全員よくついてきてくれた。最後に一言挨拶をさせてもらった。私を見る全員の目の中に達成感ともっと成長したいという決意をみた。



写真は昨日の様子。講師はDr. James Dougherty。



kazukon at 14:12

ヒラリー・クリントンのメディアスキル

2009年02月19日
Hilary今週、ヒラリー・クリントン国務長官が来日し、その1日を追うニュースを見た。ちょうど、中川昭一前財務・金融相の醜態が頻繁に画像で流れているタイミングだったので、そのメディア対応の巧拙(それ以前の問題でもあるが)がより鮮明だった。



米国の政治家や経営者には、メディアトレーニングという、TV,新聞などのメディアに効果的に対応するためのプログラムがありよく使われている。メディアトレーニングのプログラムでは、難易度の高い質問、例えばその人物が最も聞かれたくないことを挑発的に浴びせかけ、それをビデオ撮影する。そして、その様子を本人がトレーナーと一緒に見て、まずい部分を修正していく。ロジック、ジェスチャー、服装などすべてから、受け手がどのように感じるかがチェックされるのだ。



簡単に言えば、その人物が頭が切れて、正直で、専門性のある人物であるように見えるよう作っていくのである。もちろん、本人がまったくその正反対であれば、作りようがないが、非常に優れた人物でもそれをうまく表現できない人も多い。

日本では、特にそのように自分をことさらよく見せようとすることに一種の抵抗を感じる人も多く、メディアトレーニングは意外と知られていない。



弊社でも、エグゼクティブコーチングのプログラムにメニューとして持っているが、受講希望は意外と少ない。



メディアをうまく使いきる政治家に中曽根康弘氏や小泉純一郎氏がいる。麻生首相は、一見そのように見えたのだが、言動にぶれがありすぎて信頼を失ってしまっている。



中川昭一前財務・金融相の実績について私はコメントするほど詳しくはない。しかし、政治家として資質がないわけでもなく、日本のために必死に戦ってきた政治家の側面もあるはずである。それが、今回は気の毒なくらいの醜態を全世界にさらしてしまった。

ニューヨークにいる娘から、「YouTubeで見た。日本人として恥ずかしかった。」という電話があった。このように日本のTVなどにすぐにアクセスできない海外にいる日本人も、YouTubeにアクセスしてその画像を見てしまう。インターネットというメディアは、このような失敗を増幅して広めてしまう恐ろしさがある。



それにしても、ヒラリー・クリントン氏のメディア対応は隙がなく見事であった。飛行機から降りる場面の笑顔、服装、街頭で、一般人からの「昨日はよく眠れましたか?」という質問にもわざわざ振り向いて「とてもよく寝れたわ!」と満面の笑顔で答える様子などを見ていると、常にカメラを意識しているのがわかる。映像というメディアのパワーも恐ろしさも熟知している。



日本の政治家にも経営者にもこのようなグローバルレベルの、メディアに対するセンシティビティがますます求められている。



kazukon at 12:39

カオスにおける「ビジョナリー・リーダー育成」

2009年02月12日
G31Blog1今週の月曜日に、平本あきお氏をお招きし、グローバル人材育成研究会31回を開催した。私が、「グローバリゼーション3.1の時代におけるリーダー育成の考え方」、平本さんが、「メンバーのやる気と能力を引き出す「モチベーショナルマネジメント研修」の体験 」という2部構成である





私のパートの、グローバリゼーション3.1とは、トーマス・フリードマンが提唱するグローバリゼーション3.0から、今回の金融危機で、3.1に進展したという前提で、リーダー育成の最近の潮流について、またその具体的な方法論について解説させていただいた。。G31Blog2



ビジョナリーであることとそのビジョンを人々に強烈に訴えかけることのできるマインドとスキルが、このカオスの中で求められている、と私は強く感じている。オバマ大統領の出現はまさにその象徴ともいえる。



G31Blog3平本さんは、ビジョナリーな人である。ありたい姿のイメージが強烈に頭と体に刻まれている。ビジョナリーといっても、普通はぴんとこないし、その定義を理論的に理解してもまだもやもや感が残る。



しかし、ビジョナリーな人のビジョンを聞き、数年後にその姿が現実化してくるのを見ると、ビジョンを持つことの重要さがすとんと落ちる。3-4年前に、平本さんが私に語ってくれたビジョンを思い出しながら、約3時間の体験セッションを楽しんだ。まさに、百聞は一見に如かず、である。



詳細は後日弊社ホームページにてご報告したい。



写真は当日の様子。



kazukon at 18:30

今こそ「エンパワーメント」

2009年02月02日
新里さん分科会2New新里さん 

先週の月曜日に新里聡さんをお招きして、グローバル人材育成研究会の分科会を開催した。昨年の7月にご登壇いただいてから、半年ぶりであるが、午後のパートがすぐに満席になってしまい、急きょ午前中にも開催した。少人数の分科会なので、とてもアットホームで和やかな会になった。新里さんは独特な雰囲気の持ち主で、受講者はとてもリラックスしてオープンになる。これはなかなかまねしようにもまねができない。

当日のレポートはこちら

http://www.globaledu-j.com/cms/whats/2009-0202-00001.pdf



拙著『パーソナル・グローバリゼーション』の中でも、セルフエンパワーメント(深い自己理解に基づいた自己強化)を、グローバル人材のマインドの中核として位置付けているが、新里さんも、今回エンパワーメントについて取り上げていた。



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エンパワーメントとは、

人にパワーを与えるということではありません。

人には本来、

知識や意欲という形のみなぎるパワーが備わっていて、

最高の仕事をしようとするものなのです。

エンパワーメントとは、このパワーを引き出すことです。




K.ブランチャード, J.P.カルロス, A.ランドルフ著

一分間エンパワーメント ダイヤモンド社

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新里さん分科会5新聞では連日暗い決算予想が発表されている。弊社クライアント企業名も目につくようになってきた。次世代グローバルリーダー育成コースを受講している方々の顔を目に浮かんでくる。相当厳しい状況でのリーダーシップが問われていることだろう。







この大不況は個人がコントロールできるものではない。だが、自らのパワーを引き出し、周囲の意欲を引き出すことは可能である。それが「エンパワーメント」である。



新里さんの、2日間コース終了後は、確かにみんなパワーがみなぎっている。



これはすごいなー、といつも思うのである。



写真は当日の様子。



kazukon at 14:16
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