布留川 勝の「人材育成の現場!」日記
企業・団体の「グローバル&自立型人材」育成に携わるグローバル・エデュケーションの代表、布留川が人材育成の現場で日々感じたことなどをまとめます。 BLOG内検索
GlobalEducationandTrainingConsultants代表取締役布留川 勝カーネギーメロン大学 Institute for Software Research International Program Director

2010年02月

変われるワケ

2010年02月27日
GL I





































仕事ができて人望のある人材を人選して1年間でグローバル人材化するプロジェクトについては何度もこのブログでご紹介している。

昨日は、大手自動車メーカーのファイナルプレゼンテーションがあり、役員や上司と同僚が見守る中、私もオブザーブさせていただいた。

昨年度のご参加者であり、ご担当者でもあるY氏の司会でスタートした。英語であるが堂々としていて素晴らしい。



英語でのプレゼンテーションは、もうすでにグローバルな舞台で通用するレベルである。

3グループであったが、それぞれ非常に緻密でよくできた構成であった。



日本の製造業には、本当に宝のような人材が溢れている。

特に30-40代の管理職には真面目で礼儀正しくロイヤリティーの高い人たちが多い。日本以外の国にはそんな人材が少ないというわけではないが、やはりこの部分は突出していると思う。



終了後わざわざお礼に来てくれた方々がいて恐縮してしまった。

ここでは書ききれないほど弊社のコース、講師の情熱とレベルの高さについて賞賛頂いた。



昨年度のご参加者もオブザーブされていて、このコースがいかに役に立っているかを伝えにきて頂き嬉しかった。



印象に残ったのは、『この1年で英語力が上がったことやグローバルスキルを習得したことはもちろん達成感があるが、それ以上のものを学んだ』、という言葉だ。



グローバル人材育成というととかく英語力や異文化コミュニケーションといったスキルに目がいきがちだが、彼ら・彼女らが潜在的にもっている変化への意欲に働きかけるようなプログラムでなければ、こうした言葉はなかなか出てこないと考えている。



一年間を通して共に高め合う仲間たち、参加者をモチベートできる講師陣、思いと熱意を持ってサポートするご担当者・コーディネーター、そしてその変化を実感している諸先輩方がいるからこそ変われた、そんな変化をしみじみと実感できた日であった。



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担当コーディネーター谷口愛からのフィードバック。





『プレゼン後、観客の方から直接受講生の皆さんに個別に感想や意見(ポジテ

ィブフィードバック)を言いに来て下さったり、上司の中には、発表をご覧に

なって顔つきが変わった方(「これはすごい変化だぞ」、という意味)がいら

したり、社内での認知がスタートした感じでした。



その後、受講生皆さん、ご担当のYさんと打ち上げに行きましたが、皆、一同

に「本当にすごい研修だった」「人生が変わった研修だった」「こんな素晴ら

しい機会を与えてくれた会社に本当に感謝している」「Yさんの尽力に感謝」

「普段だったら知りえなかった人たちに出会え、しかも素晴らしいチームにな

った」等、達成感、そしてある種恍惚とした雰囲気でこれぞ、11か月研修の醍

醐味だな、と思いました。



これからも横のつながりをもって、社内で英語学習グループを作って活動して

いこう、またこの研修を周りに広めていこうというやる気にあふれたコメント

も上がり、皆さんの今後更なる活躍を確信しました。』



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写真はプレゼン終了後の記念写真

kazukon at 18:02

ケンブリッジで英語を学ぶ

2010年02月24日
CAE

























今日は、弊社の提携校であるケンブリッジ・アカデミー・オブ・イングリッシュの校長のJohn Barnett(写真中央)氏が来社してくれた。この学校の素晴らしさを一言で言うとBarnett氏の温かさだ。今日も弊社スタッフの質問に懇切丁寧に答えてくれ、本当に学校を愛してやまない姿勢がひしひしと伝わってくる。学校経営ももちろんビジネスであるがビジネスっぽさのない学校である。当然のことであるがクライアントからの学校の評価は非常に高い。



学校を簡単に紹介する。創立は1975年。ケンブリッジ市内中心部からバスで15分ほどの閑静な住宅地に校舎があり、総学生数70~90人と小規模である。

私はこういう小規模で英語教育に校長や教師やスタッフが熱意があり、細かいところまで目が行き届いていている学校が好きである。なんとなく弊社と同じカルチャーを感じる。



最近の動向を聞いたところ、当校は経営も順調であるが、英国内でもリーマンショック後やはり学校によっては厳しい状況が続いているようである。今月も45年の歴史のある学校が閉校するそうである。



最近の特徴としては英語を学ぶEUの政治家が多くなってきていることと、自分はビジネスコースで英語を学びながら、子息はティーン向けのコースに同時期に学ばせるヨーロッパのエグゼクティブが増えたとのことであった。EUでも英語力はさらに重要になってきているようである。

kazukon at 16:29

カーネギーメロン大学におけるCIO(最高情報責任者 )育成

2010年02月17日
JohnCMU































15日にカーネギーメロン大学のJohn Kang氏が来日し弊社でミーティングをもった。John Kang氏は、私が日本でプログラムディレクターを務めるカーネギーメロン大学のISR(Institute for Software Research)のディレクター(アジアコラボレーション担当)である。



今後の私の役割は以下3点である。



1)カーネギーメロン大学のコンピュータサイエンス学部のエグゼクティブプログラム(CIO育成)の紹介



2)客員研究員(Visiting Researcher)プログラムの充実



3)今、世界中のゲーム業界が学生獲得に殺到し、映像関係のアーティストからも注目されているMaster of Entertainment Technologyをより広く日本で紹介していくことである。





CIO(Chief Information Officer)育成プログラムは、まずは韓国政府と企業向けのカスタムプログラムとしてソウルとワシントンDCの2か所で展開する予定であり、日本からの参加にも門戸が広げられる可能性がある。

John Kang氏は、韓国政府やサムソンなど韓国のグローバル企業のコンサルティングを行っている。Kang氏によると米国やEU、また韓国ではCIO育成への投資は加速度的に増えているようである。



日本企業においては、まだ本格的なCIO育成コースは少ない。特にグローバル企業としてのCIO育成に関しては後れを取っているというのが私の見方である。

ご興味のある方はご連絡いただければカーネギメロン大学の最新の情報をお届けする。



写真中央がJohn Kang氏



(CIOとは?)



米国の企業(株式公開企業)では取締役会の監督の下、経営を行う者をチーフ・オフィサー(CxO)と呼ぶ。CIOはその1つで、CEO(最高経営責任者)、CFO(最高財務責任者)、COO(最高執行責任者)などと並んで、企業経営陣の中で極めて重要な役割を持つとされる。 詳しくはこちら

kazukon at 14:13

グローバル人材育成待ったなし

2010年02月13日
JIM22月10日(水)にG研48回「なぜあの人は変わったのか?~研修コストを削減しながら効果を最大化するグローバル人材育成プログラムの紹介」、「Dr. Doughertyがホンネで語る日本人のグローバル人材化3つのポイント」を開催した。

会社の規模、グローバル化のフェーズなどによるが、多くの大手日本企業は『グローバル人材育成待ったなし』の状況に追い込まれつつある。それは、やはりこの10-20年間この課題を先送りしてきたことに起因している。グローバル人材の定義を明確にせず、日本で仕事のできる人材に英語力をつけさせるだけで、『グローバル人材』であるとお茶を濁してきたことは、現在30~40代を中心にグローバル人材が少ないといった禍根を残した。



しかしながら『グローバル人材育成待ったなし』であるにも関わらず、そんなに投資はできないという非常に難しい状況が生まれつつある。

ではどうするか、ということで、今回のG研のテーマとして取り上げた。

JIMG研























結論から申し上げると、まったく投資せずに人材のグローバル化は困難であるが、効率のよい方法はある。

実際、ここ4-5年大きな成果を出してきている企業が出てきている。



それは、次世代を担うリーダー層、特にグローバルとはほど遠いが、国内で仕事ができ人望のある人材への投資である。

彼ら彼女らは、本当に投資のし甲斐のある人たちである。

1年間、毎月1回週末を使い、国内での仕事にほとんど影響しない形で、自らをグローバル人材化するのだ。



キーワードは、自立、チームワーク、真面目である。



8割が英語で行われるワークショップはTOEIC400~600の人には非常に厳しい。ただ、コースがスタートし、数ヶ月すると仕事のできる人材はその状況を打ち破る何かをつかみ始める。仕事も『個のグローバル化』も原則は同じである。目の前の課題から逃げずに真っ向から取り組むかどうか、『真面目』な姿勢が成否を決める。

そんな彼ら彼女らが主体的に学び始めると非常に強い。だからこそ研修の中では『自立』をテーマとしたワークショップを冒頭で集中的に導入している。

そして共に自分自身や会社のグローバル化について語り合い、高め合い、最後は『チームワーク』で経営陣を前にした成果発表を行う。

この1年間を経た参加者の多くは、次期の参加者を推薦するなど組織に影響の波を起こし始めるのだ。





今回は、私からそうしたグローバル人材育成と研修コスト削減を両立させる仕掛けについて、そして弊社講師のDr. James Doughertyから実際のワークショップでも学び、中核となるマインドとスキルの概要を披露させていただいた。

詳細は近日中にレポートさせていただく。





写真は当日の様子。

kazukon at 03:36

人材育成の3つの肝心要

2010年02月08日
先週の金曜日に1年間のグローバル人材研修が修了し、社長、役員と社員への英語による成果発表会が東京であった。その様子はTV会議システムで大阪本社にもリアルタイムでつながれた。参加者からも社長および経営陣からも「グローバル人材化しただけではなく内面に変化が起きた、語りがうまくなった、すごいチームになった!」という声が聞こえてきた。

R5























人材重視で選抜したメンバーは、英語力は決して十分はなく、初日の米国人が発する生の英語は一部の人を除いてはほとんどわからないところからのスタートだった。担当した弊社コーディネーター居山真希子や講師陣からは、コーススタート当初、1年間で本当に英語でコミュニケートできるところまでについて不安視する声も聞こえてきた。ただ、数ヶ月たつとコース参加者に「仕事で使う機会に英語に対する抵抗感がなくなってきた」という声も聞こえてきた。英語力は低いが何か可能性を感じさせる優秀で心温かいメンバーだった。みな個性的である。言いたいことをいい、英語が理解できなくても明るく、あきらめないで予習復習をしてくる。辛くなると、リーダーは徹底的にサポート役に徹し、メンバーもリーダーをサポートし、全員が様々な場面で場に貢献しお互いに助け合った。仕事のできる人たちの特性がこんなところで発揮されてくる。

ファイナルプレゼンテーションを、私は社長や役員の近くの席で見守った。私の想像であるが、その成果は社長の想定を超えていたと思う。一皮向けた社員の勇姿を「Cool HeadとWarm Heart」で受け止めておられた様子を見て、経営者としての人材戦略と育成への熱い思いを感じ取った。



今朝、早速今回ご担当頂いた役員のA氏からメールを頂き、嬉しかった。





「先週の発表と皆さんの輝いていた目をみていたら

十分当初の目的を達成できたのではないかと思います。

英語力をはじめ技術的な事柄はこれから実践を積んで

より充実していくものと思います。

多分皆さん、学校卒業して以来、商売以外で達成感を感

じたのは今回が初めてではないでしょうか。

そういった高揚感と気持ちをもってこれからの仕事をして

いけば必ずや良い会社(自分の)になると思います。」



1年半前にスタートしたプロジェクトだったが、A氏と現場をご担当いただいたS部長代理の会社と社員への思いは強い。やはり『人材育成の3つの肝心要』は、「事務局のひたむきな思いと人選と講師陣」であることを再確認した。



写真は表彰式後の記念撮影。

kazukon at 17:44

日常業務のためのロジカルシンキング

2010年02月06日
G47 Fuku先週G研47回を開催した。内容は『日常業務のためのロジカルシンキング』。講師は福留雅彦氏である。



ロジカルシンキング研修はここ数年、非常に人気が高く採用している企業数も多い。



しかし、ここにきてその効果について検証するとあまり芳しい結果は出ていない。



例えば、社員の思考品質を高めたい、問題発見・解決力を高めたい、提案力を高めたい、などの目的で導入され、特定の階層全員に受講させているが、変化が見えないといった声を耳にする。

要するに業務上期待したほど役に立っていないのだ。



なぜか?

多くのロジカルシンキング研修は、ピラミッドロジック、MECE、演繹法・帰納法と

ツールを学んでいくが、研修後もいかにそれらのツールを使うか、という考えになってしまう。



また、ロジカルシンキングというと、難解なものであるとか、企画にしか使えないなど、誤解が多いのであるが、福留さんのコースはあくまで次のような日常業務で使えるフレームワークである。



*話のとおりのいい電話応対

*わかりやすいEメール

*簡潔な口頭報告

*過不足の無い議事録

* 抜け漏れの無いヒアリング項目

*ポイントを押さえた報告書・企画書・提案書

* 説得力のあるプレゼンテーション

*時間内に結論が出るミーティング

* わかりやすく的確な部下への指示

*短期間で成果につながる問題解決

*成功確率の高いプロジェクト定義

* 適切な事業運営判断



福留さんのコースでは、各種思考ツールを学ぶことよりも、「論点」を明確にすることに重きが置かれている。

今、互いに議論すべき点とは?、自分が本当に伝えたいことは?、相手が本当に知りたいことは?

といった相手と自分の共通となる場作りを数多くの演習を通して体に染み込ませる。



そして、何より参加者にとっての分かりやすさを徹底追求した内容・ファシリテーションはインパクトがある。



まさに「日常業務の中で活用できるロジカルシンキングとはどのようなものか?」といった

「論点」をとことん突き詰めているこそだからだろう。



G研の模様は後日、ホームページにアップさせて頂く。





写真はアイスブレークの「紙の塔」に集中するG研参加者の模様。





G47 kami





















kazukon at 10:41
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