布留川 勝の「人材育成の現場!」日記
企業・団体の「グローバル&自立型人材」育成に携わるグローバル・エデュケーションの代表、布留川が人材育成の現場で日々感じたことなどをまとめます。 BLOG内検索
GlobalEducationandTrainingConsultants代表取締役布留川 勝カーネギーメロン大学 Institute for Software Research International Program Director

2010年11月

ロンドンビジネススクールとコロンビアビジネススクール

2010年11月22日
Adam Barbara





























この夏以降、弊社に頂くお問い合わせとして、部課長クラスの短期グローバル化が急激に増えている。日本企業のグローバル化へのシフトは明らかにフェーズが変わったような感がある。



そんな中、先日、G研第58回『初の共同開催!欧州および米国の名門校、

London Business SchoolとColumbia Business Schoolにおける

グローバルリーダー育成動向』
を開催した。

共に世界トップランクのビジネススクールである2校のディレクターが揃い踏みとなったG研初めてのとても贅沢な会であった。

両校は提携関係にあり、共同プログラムを実施している。また弊社クライアント企業からも多くのリーダー人材を両校に派遣していることからこの会の実現となった。

Adam





























欧州を中心に中東、アフリカなどのグローバル企業、政府系機関から多様で非常に優秀なリーダーが集い、コミュニティ意識を大切にし参加者同士が戦友としての意識が高められるロンドンビジネススクール



Barbara F



































そして人種の坩堝であり、まさにグローバル社会の縮図であるニューヨークという環境を活かしてのリーダー育成を行うコロンビアビジネススクール

そんな両校のプログラムの特長、魅力を語って頂き、参加者からも様々な質問を頂いた。



海外のトップランクビジネススクールのエグゼクティブエデュケーション(経営者教育)は、世界中から選りすぐりのリーダー人材が集い、最高峰の教授陣と共に学べる。そのため、部課長のグローバルリーダー化にはまさにうってつけのリソースである。

しかし、多くの日本人参加者はこのリソースを活かしきれていない現実がある。日本人参加者の英語力の低さが目立つため、事前研修として英語力強化に重点を置かれるケースが多いが、それだけでは解決にならない



TOEICを例え900点以上にしても、状況は変わらない。コミュニケーションスキルはもちろんのこと、思考力やアサーティブネスなどの課題などがより深いレベルにある。また、そもそもビジネススクールに「新しい知識を得る」といったインプット重視の姿勢で参加することにも問題がある。これらの課題解決に向けて、これまでの実績から、複数のステップによる効果的な事前研修をデザインすることで、高い成果を出せると確信している。



ビジネススクール派遣の事前研修を対象者だけの事前研修としてではなく、グローバルリーダーの候補人材をプールする場としてデザイン・運用することで組織全体のグローバル化も進められる。



来年のG研でも新たなビジネススクールやその活用方法について様々な角度からご紹介していきたい。



当日のレポートは今週中にアップしますので詳細はそちらで。



写真は当日の様子。

kazukon at 09:25

アジアの起業家

2010年11月16日
DSC02898先週賢者TVのパーティーがANAインターコンチネンタルホテルで開催されて参加してきた。私の両側にいる紳士はインドネシアのITと金融の起業家である。賢者メンバーは、まだ外国人は少数であるが、賢者TVの運営会社である株式会社enjin社はenjin Asiaをタイに立ち上げてアジアの起業家を発掘支援している。enjin Asiaの代表取締役の本田幸大氏も会場に来られていたので新興国の教育事情に興味があり話を聞いた。本田氏はバンコックに駐在中で日本企業とアジア企業のネットワークをつなげようと尽力されている。私にも、現地を見に来てほしいとのことなので来年にでも行ってみようと思う。ちょうどタイで教育事業に興味を持っているタイ人若手社長もパーティーに来ていた。私が企業のグローバル人材の育成をしていると話すと非常に興味を持たれていた。タイの教育事業は税金がかからない、と私に熱弁をふるっていた。アジアの起業家は熱い。高PQ(情熱指数)高CQ(好奇心指数)なので話が楽しい。

kazukon at 16:43

中国語も英語も学べるのが香港

2010年11月11日
Ruth一昨日香港から帰国した。香港ではアウトドアのプールで泳げるほど暖かかったので急に寒さに触れ風邪気味である。



今回ビジネスパーソン向けのプログラムをどう香港で展開できるかの可能性を見ようと出向いたのだが収穫はあった。写真は、現地の大学の語学機関のコンサルタントであるRuthさんである。彼女はイギリス人であるが、香港に来てすでに10年以上たっている。この学校では、中国語も英語も学べることに加え、マネジメントやテクノロジーも中国人と机を並べて学べる。中国カルチャーに触れながら言語、文化、ビジネスが学べて人脈形成もできるのである。



彼女から聞いた話で印象的だったのは、上海や北京などから香港にやってくるメインランドチャイニーズの優秀さとハングリー精神である。香港チャイニーズは洗練されてはいるがだいぶ本国人から押され気味なのだ。



エルメスやルイヴィトンなど高級ブランド店にも入ってみたが、とにかく中国人ばかりである。日本人や欧米人はほとんど見かけない。お店の人に聞いてみたが、ここも本国人のお金持ちが上客だそうだ。











kazukon at 11:05

米国人のグローバル人材と香港ライフ

2010年11月09日
Steven



























香港4日目はようやく晴れである。

昨日は、6年前まで弊社の講師であったSteven(写真左)と会って中国ビジネス全般と香港トレーニング事情について話を聞いた。彼は6年前まで日本で企業のグローバルスキルワークショップのファシリテーターとして活躍していたが、突如中国に拠点を移すと決めて、香港に移住してしまった。彼は米国人のグローバル人材というイメージの人で、香港に移住した理由は、起業しやすい文化、英語が使える、税金の安さであるという。フラット化した世界では、彼のように自分の仕事とライフスタイルにぴったりの場所を自由に探して決める。国会ではTPPへの参加の是非が議論されているが、グローバルで活躍できるマインドとスキルのある人材には、益々選択肢が増えてきていて、国も早くグローバル対応ができないと、優秀な人材の獲得ができないだけではなく流出という事態になる。それは国難である。



StevenはこちらでTVCMのプロデューサーとエデュケーショナルコンサルタントとして活躍中である。米国人であり、日本通のStevenから聞く、中国、香港そして彼のビジネスエリアである上海や深センをはじめとした中国の主要都市、マカオのビジネス文化やライフスタイルはなかなか視点がユニークで面白い。彼曰く、当然個人差はあるという前提条件で、日本人が中国人と比較して懸念されることは、グローバルに対するオープンな姿勢と起業家精神の弱さだという。そして、この二つはグローバルで活躍できるプロフェッショナルとしては必須要件である。



日本人ビジネスパーソンが、グローバルマインド/スキルを学ぶ場として私が一押しにしている場所はニューヨークであり、弊社は10年前にニューヨーク大学とMini-MBAのGlobal Certificateという短期(3-4ヶ月)のプログラムを展開している。このプログラムの修了者の成長振りはやはり群を抜いている。やはり、ニューヨークという人種の坩堝でニューヨーカーや世界中から集まったプロフェッショナルにもまれるインパクトは人を変えるパワーがある。



そして、私は今、中国でグローバルプログラムを開発できないかと模索中である。場所は上海か香港で迷っている。ニューヨークと香港と上海の共通点は、コスモポリタンであるということである。すなわち、もっともグローバルとダイバーシティという言葉がしっくりくる街なのだ。

kazukon at 09:11

香港の中国人

2010年11月06日
hongkong



























昨日から香港に来ている。飛行機の中では尖閣列島問題のビデオがYouTubeにアップされた事件が大々的に報道されていた。ここ1ヶ月の日中の雰囲気は最悪であるが、3年ぶりにきた香港に何か変わった雰囲気がある訳ではない。反日運動の画像が流れるたびに、多くの日本人は中国嫌いになりがちだが、空港に迎えに来てくれた香港人のガイドTimは信じられないくらい親切で温かい香港人だった。彼の私への接し方はなぜか子供の頃のやさしい近所のおじさんを思い起こさせた。



仕事というより、本当に役に立ちたいという気持ちが伝わってくるし、礼儀正しい。ホテルの部屋の電源が壊れていたので、エンジニアに来てもらったのだが、彼も同様の雰囲気だった。



たった1日で、最近私の中にも少し芽生えてきたネガティブな中国人イメージは吹っ飛んだ。最近日本人が海外駐在や留学に消極的になってきたというデータが続々メディアから伝わってくるのはとても残念なことである。政治や経済の世界をメディアで見聞するだけではなく、直接人と触れ合いコミュニケーションを持つことの大事さを感じた。



写真はホテルの部屋から撮った。朝から雨である。日本や欧米のグローバル企業の宣伝ボードが立ち並ぶ中、サムソンだけが終日電気ONで目立つ。



kazukon at 09:19
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