布留川 勝の「人材育成の現場!」日記
企業・団体の「グローバル&自立型人材」育成に携わるグローバル・エデュケーションの代表、布留川が人材育成の現場で日々感じたことなどをまとめます。 BLOG内検索
GlobalEducationandTrainingConsultants代表取締役布留川 勝カーネギーメロン大学 Institute for Software Research International Program Director

2011年04月

「第1回グローバル人材育成体系作りの相談会」開催しました!

2011年04月27日
相談会1



























昨日弊社にて、第1回「グローバル人材育成体系作りの相談会」を開催した。3社から4名の方がご参加いただきとてもオープンな雰囲気で、「加速するグローバリゼーションにおける人と組織」についてご参加者皆様の知見を頂きなら、3時間のセッションを持った。現場における課題と優先順位について、様々な角度からご意見をいただき私も非常に勉強になった。



私からは以下のポイントで全体像をお話しさせていただいた。



1.コア人材(部課長クラス)のグローバル人材化

2.全体の底上げを低コストで(依存的な学びから自立学習へ)

3.グローバル人材の定義の共有化

4.海外教育リソース(ビジネススクールなど)の有効活用

5.日本本社社員以外の人材育成(世界各国の人材の採用・評価・配置・育成)




また、事前アンケートでは以下のようなポイントがあげられていた。



1 素養(スキル・コンピテンシー)の洗い出し 他社はどのように鍛えているのか

2 グローバル人材の素養とは?

3 「多様性の受容」といった抽象度の高い素養を高めるトレーニングの他社事例は?

4 グローバル人材育成の全体像を知りたい

5 グローバル人材の早期育成の施策 選抜型にすべきか?

6 スキル・マインドを実践する機会をどう作っていくか

7 育成プログラムの対象範囲が絞り切れていない(対象者を広くとるのか、絞るのか?

  人材の識別的要素を組み込むべきか否か?)

8 育成と配置の効率的リンケージ

9 グローバル規模の中途採用をどうするか



今回は7年前に弊社のグローバル人材育成コース(1年間)のご参加者だったI氏も人事異動で人材育成のご担当になりご参加いただいた。ご自分自身がコースをきっかけにどのようにグローバル人材化したか、そしてその時のメンバーがいかに組織内において影響力を持ってきているかについて語っていただき企画運営に携わった私としても非常に参考になった。



6月23日(木)(15:00~17:30)には第2回を開催したいので次回はぜひご参加いただきたい。





kazukon at 10:24

上海タイムスリップ

2011年04月26日
Old Shanghai





































上海の今は「古き良きものと世界でも最も先鋭化した資本主義的な部分」が混在している。

そこが、上海の魅力であり1960-70年代の東京に似ているように思える。



貧富の差が益々開いていくその様子は、そのひずみが蓄積されていくと、場合によって社会の混乱につながる可能性も含んでいる。

写真は3月の出張で大学を訪れる道すがらに撮ったのだが、このような光景が随所に見られ、なんとなく昭和に育った私には懐かしさがある。



この貧富の混在人材育成にもやはり大きなインパクトを持つ。成功すれば、今の貧しい生活から抜け出し一気に欲しいものが手に入る、というイメージがわきやすい。



一方成熟した社会においては、そこそこの努力をしていればなんとか普通の生活が送れる。そして、周囲も似通った価値観で生きている。自分だけが飛びぬけて成功したいというような感覚の人は「うざい」し、違和感を持たれる。



私は時々上海に行って、日本の高度成長期の「熱さ」を感じてこようと思う。

kazukon at 10:18

グローバル人材育成の成否を決めるもの

2011年04月25日
FPj



























今日は1年間のグローバル人材育成コースの成果発表会があり静岡にきている。

毎年行われるこの発表会には、社長始め役員の方々も勢揃いで毎年ご参加頂いており、私も六年間連続で参加している。

そして、毎年恒例の英語による容赦ない質疑応答が展開される。

門外漢の私にも、製造業のグローバル展開において、人と組織や技術移転に関して何が課題なのかが見えてくるので勉強になる。



このコースの修了者の多くがグローバル展開の幹部として登用され、現場で更なるグローバル

キャリアを積んで行く。だからこそ、プレゼンテーターのコミットメントの本気度も、役員陣の

本気度
も高い。

このサイクルが途切れない限り、グローバル人材育成の面展開は拡大して行く。



企業内におけるグローバル人材、グローバルリーダー育成の成功、失敗例を数多く見てきたが、

トップの100%のコミットメントのある企業では成功度合が圧倒的に高い


すなわち人材育成のROIが高くなる。



グローバル人材育成がいつの間にか「英語研修」に化けてしまうという話を耳にするが、それは、グローバルビジネスにおいて求められる人材の「本質」が見えていないからである。

経営陣がグローバル経営の本質に対する深い理解があり、人の育成に真摯に取り組む企業では、次世代リーダーは妥当な訓練を受けられる。



そういう意味では本日の30-40代のメンバーはまさに絶好の機会に恵まれ、それをモノにした。

FPj2

































写真はプレゼン後のメンバーと弊社講師のJim

kazukon at 16:36

中国語研修ナウ

2011年04月21日
chinao上海出張中に企業から派遣されている研修生の方々に、「中国語研修」のお話を伺ってきた。

写真中央のお二人は、1年間の中国語研修の7ヶ月目であった。

食事をしながらお話を伺ったが、中国語でウエイトレスに注文する中国語は流暢である。

自ら海外研修に志願したお二人なので並々ならぬ意気込みであり、寮でもお互いに会う時間がないほど研修に全力で取り組んでおられた。



私としては、「中国語力ゼロ」からスタートして、1年でどの程度できるようになるのかの「現場感」が知りたかったのでいろいろ質問してみた。

結論からすると、1年で日常会話はできるようになるが、タフな交渉は難しいしTVのニュースはよくわからない、というのが実態のようである。

これは今回訪問した中国語学校で聞いた話とほぼ合致している。

英語で言うと、TOEIC300の人がTOEIC500-600になり、買い物をしたり、挨拶をしたり、自己紹介をするところまではいくといったところである。

kazukon at 19:15

新入社員グローバル研修 「注目はアジアンパワー」

2011年04月19日
新人K
PGN2



















先週の日曜に上海から帰国して、翌日の月曜と火曜に新入社員グローバル研修の講師を担当した。

それぞれ約400名と100名の参加者であったが、昨年にも増して真剣度が高い。

やはりメディアが、「グローバル人材」の重要性を発信していることも影響しているのだろうか。いずれにしても、講師としてはやり易いしやり甲斐もある。



今年に限らずであるが、外国人、特に中国人と韓国人の新入社員の優秀さと積極性は目を見張るものがある。ソニーが2013年から、外国人社員の割合を30%にするという報道があったが、今後この傾向は加速するであろう。受け入れ部署にしても、新興国市場を開拓するには彼ら彼女らのような物怖じせずかつ英語と中国語に堪能な人材は喉から手が出るほど欲しくなるに違いない。



そんな中楽しみなのは、日本人の新入社員にも新しいタイプが多く出現してきたことだ。

彼ら彼女らの多くは、先進国と新興国の同世代をつぶさに観察し、危機感とグローバリゼーションのダイナミズムを同時に体感してきた「留学経験者」だ。



写真は当日の様子

kazukon at 11:25

ハーバードビジネススクールはやはりハーバードであった

2011年04月14日
HBS with Kathy
3月の米国出張でボストンを訪れパートナー校であるハーバードビジネススクール(HBS)を訪問した。いつ訪れてもやはりハーバードはハーバードである。キャンパスも教授も学生も独特な雰囲気を持っている。上の写真は、HBSのKathryn F. Venne氏(Portfolio Director | Executive Education )である。下の写真は、プログラム参加者の女性エグゼクティブ達である。風貌と表情だけで高いポジションまできている雰囲気を醸し出している。

HBS campus
キャンパスを歩きながら、ふと高校のころのことを思い出した。私はその頃勉強にまったく興味を持てず、クラスに座っているのが苦痛で口実をつけては逃げ出していた。卒業できたのが不思議なくらい遅刻、早退、欠席が多かったのだ。先日親しい某社人事部長ににその話をすると、「布留川さんはたぶん多動症だったのではないか」と言われた。さっそく、ネットで調べてみると、なるほど、症状は似ているな、と感じた。なぜそのことを、ハーバードで思い出したかというと、私がもし高校生の時にこのキャンパスに来る機会があったら、多動症どころか必死に勉強しこの学校を目指したのではないか、と思ったからだ。もちろん、その当時その気になっても経済的にも能力的にも難しかったかもしれないが。。

HBSwith fukudaハーバードビジネススクールとは、2000年に創業した頃からお付き合いいただいている。2001年には、ハーバードビジネスレビュー日本版を発行しているダイヤモンド社のセミナーを、エグゼクティブエデュケーションのエグゼクティブディレクターのLynton Hayes氏と開催した。弊社G研にも、Lynton Hayes氏には、数回ご登壇いただいている。現在は、エグゼクティブプログラムへのご参加者へのプレアセスメントや準備コースをコーディネートする形で協働している。

上の写真は、HBSのエグゼクティブエデュケーションのマッカーサーホールの前で、弊社ディレクターの福田聡子と。

kazukon at 13:39

個人全球化

2011年04月06日
今週の日曜から上海にきている。



2年前にきた時に比べ、驚くほどの変貌振りだ。

道はより整備され、欧米の高級車の割合は激増し、車はまるで日本のようにピカピカに磨かれ、高層ビルのデザインは個性的で洗練されている。街を歩く人の表情は明るく服装はこ綺麗である。



私が今回ミーティングした中国人は、みなポジティブかつ自信に溢れている。とにかくスピードが早い。速断即決が普通である。



昨日会ったニューヨーク大学でMBAを取得して、上海にビジネスチャンスを求めて、現在中国語学校を運営している米国人は私にこう聞いてきた。

「布留川さん、上海を新興国の都市と思いますか?」

彼同様、私にもこの2300万人都市が新興国には見えなくなってきた。



私が提唱している、「パーソナル・グローバリゼーション(個のグローバル化)」を中国語にすると、「個人全球化」だそうである。私が今回会った20-30代の若手プロフェッショナルの中国人は、「個人全球化」プロジェクトの実践者であり、そこには微塵の迷いもない。これは、私としてもface to faceで再確認できて大きな収穫だった。



今日は、ハーバード大学が米国外で始めて開校した「Harvard上海校」を訪問し、アジアの管理者教育についてディスカッションを行った。



こちらについては、改めてこのブログで報告させて頂く。





kazukon at 17:19
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