布留川 勝の「人材育成の現場!」日記
企業・団体の「グローバル&自立型人材」育成に携わるグローバル・エデュケーションの代表、布留川が人材育成の現場で日々感じたことなどをまとめます。 BLOG内検索
GlobalEducationandTrainingConsultants代表取締役布留川 勝カーネギーメロン大学 Institute for Software Research International Program Director

2012年07月

「グローバル人材に求められる教養とは?」

2012年07月27日
先日、7月24日(火)に第78回G研を開催した。
今回のテーマは「グローバル人材に求められる教養&思考力」だ。

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最近、グローバル人材育成、コア人材の育成で「教養力」、「人間力」がテーマに挙がることが多くなっている
それは、グローバルビジネスの強化にあたり、「英語」、「MBA的知識」を学べる場を提供してきたが、それだけでは立ち行かなくなってきていることを多くの経営陣が感じ始めているからだと捉えている。

そこで今回のG研では、ロジカルシンキングを軸に、他にはないユニークなアプローチだが本質を捉えた研修を展開している渡辺パコ氏をお招きした。
渡辺パコ氏の内容については次回に譲るとして、今日は、そのG研の第一部で紹介した、私から6月に実施したシリコンバレーでの海外研修を通して感じた、シリコンバレーの人材輩出の本質について書きたい。

カリフォルニア大学バークレー校 Haas School of BusinessのAndrew Isaacs教授と共に行った若手向け海外研修だが、そこで顕著だったのは、シリコンバレーで学び、働く若手のMaturity(成熟度)の高さである。今回、インド、タイ、フランス、モロッコ、ドイツ、アメリカなど、出身国や経歴も非常にユニークで、起業経験のある人材、英米のトップ校を卒業して更なる自己変革を求めてバークレー校でPh.Dを取ろうとしている若手人材との合同セッションがあった。
一般的に日本人が弱いと考えている、グローバル度、イノベ―ティブ度、ハングリー精神の3つ要素に加え、専門性を見た場合いずれの要素も高い。そして深い教養があるように見える。会話の内容などは日本でのスタンダードからすると実年齢よりも上に見える

そもそも教養とはなんだろうか?
「教養がある」ということは、様々な物事の相関関係を理解し、自分と社会との関係を最適化できることだと私は考えている。

そうした意味で企業にとって教養がある人材とは、富を創出できることと関連しているのではないだろうか?
今回、下図の「教養と富と創出のマトリクス」というイメージ図を提案した。

教養と富の創出のマトリックス


グローバリゼーション3.0の結果、ネットに接続して英語が分かれば、得られる知識面では先進国も新興国も差がなくなった結果、知識を得るだけでは付加価値を生み出せなくなっている
情熱と好奇心を持ち、グローバル化した社会と自分の関係を最適化できる「教養」が求められているのではないだろうか?

「グローバル人材に求められる教養力と思考力とは?」

この問いに答えはないが、追い続ける価値有る問いだ。

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