布留川 勝の「人材育成の現場!」日記
企業・団体の「グローバル&自立型人材」育成に携わるグローバル・エデュケーションの代表、布留川が人材育成の現場で日々感じたことなどをまとめます。 BLOG内検索
GlobalEducationandTrainingConsultants代表取締役布留川 勝カーネギーメロン大学 Institute for Software Research International Program Director

2014年08月

INSEAD「我々はフランスの学校でも、シンガポールの学校でもない。グローバル・スクールである」

2014年08月20日
image一昨日ヨーロッパから帰国した。今回はEUのビジネススクール2校を訪問した。1校は先日レポートしたスペインのIESEであり、もう1校はパリにあるINSEADである。私の隣の女性はカスタムプログラム担当のDr. Benassi。
日本企業のエグゼクティブ教育などについてさまざまな意見交換をした。Dr. Benassiはまだ来日経験がないということであるが、G研で日本企業の人事部の方々とも意見交換をしたいと言われていたので来年には皆さんにご紹介できるよう進めていきたい。

imageimage写真左はキュービクル右はBreakout roomと呼ばれるディスカッション用の小部屋である。キャンパス内にかなりの数があり、INSEADは少人数でのディスカッションを非常に重視しているとのことだ。
INSEADは、パリから電車で30分ほどのフォンテンブローの森に隣接し、ハーバードビジネススクールの卒業生が1959年に設立した学校である。MBAは1年制であり、70カ国以上の学生が在籍しているダイバーシティ重視の学校であり、シンガポールにもキャンパスを持っている。


ただ、「我々はフランスの学校でも、シンガポールの学校でもない。グローバル・スクールである」と宣言しているように、米国系ビジネススクールに対抗して、ヨーロッパのビジネススクールという軸を持っているわけではない。

弊社では、企業の役員や幹部がビジネススクールに派遣される際のコンサルティング及びコーディネーションをサポートさせていただいているが、INSEADのエグゼクティブプログラム参加者の印象は、教授もスタッフもフレンドリー且つ参加者もバランス良く多国籍で、学びながらグローバルを体験できてよかったという意見が大多数である。

image左の写真は、キャンパス内のカフェテリア。私もランチをご馳走になったが非常においしかった。さすがフランスである。
エクゼクティブプログラムの最新の情報も持ち帰って来たのでご興味のある方は弊社までコンタクトしていただければご説明させていただける。

kazukon at 20:40

パリとの相性が意外とよかった日本発「一勝九敗」グローバル企業

2014年08月14日
image随分昔に府中に住んでいた頃ユニクロが近くにできて、ふーん、なんか変わった店だなと思っていた。そのユニクロが今やグローバルでZARAとかGAPとかH&Mというアパレルグローバル企業と堂々と渡り合っている。あの頃から柳井氏にはこの姿が見えていたのだろうか?恐らくYesなのだと想像する。

image日本企業のグローバル化を支援させていただいている私としては、グローバル競争力がなかったアパレルなどが参入して勝ち上がってくるのを見るとただ嬉しくてしょうがない。


ということで、ユニクロパリ店行ったので少し様子を紹介。(ユニクロの宣伝ではないですよ、念のため)。
店に入っているお客が粋に来こなしていてカッコイイ。あ、ユニクロもこうやって着ればいいんだな、 というお手本がたくさんいた。
企業の成長プロセスというのはつくづく面白い。グローバル市場で揉まれながらどんどん脱皮を繰り返して行くうちにものすごい実力がつくのだから。整然と並ぶ商品は日本のアイデンティティもあり、質の高さも日本スタンダードなところがまたいい。パリやニューヨークで勝ち残るのは本物だけだ。だから、実力のある企業はどんどんグローバルで学ぶしかない。失敗もたくさんするだろうが、尻込みしていたらどんどん後ろから抜かされる。ユニクロだって、ロンドンでは痛い目にあっている。

柳井氏もこう言っている。「僕はずっと失敗してきた。今までのどのビジネスでも一勝九敗くらい。唯一成功したのがユニクロです。致命的にならない限り失敗はしてもいい。やってみないとわからない。行動してみる前に考えても無駄です。行動して修正すればいい。

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imageさすがにそんな着こなし上手のパリジャン、パリジェンヌの写真は撮れず、店とマネキンだけ撮れました。。



上の写真の車はボロボロのシトロエンだがほんとにパリに似合う。こんな車に乗るオシャレな若者とユニクロは結構相性がいい。
それにしても、今回の訪れたバルセロナ、マラガ、パリのどこでもフェラーリなどのハイエンド高級車が上海、ニューヨーク、東京に比べ異常に少ない。ドイツ勢のベンツ、BMW、アウディの小型は見かけるが、ベントレーやマゼラティやポルシェは少ない。あまりそういう車を好む人が少ないのか?あるいは景気や税制の関係なのだろうか?いずれにしろ現地の人の話を聞くとEUの景気はなかなか厳しそうである。
kazukon at 09:01

バルセロナのビジネススクールIESE(イエセ)

2014年08月13日
image先週バルセロナにてIESE(イエセ)を訪問。2012年にFinancial TimesのExecutive Education部門ランキングで世界第1位の名門だ。

IESEは、日本ではあまり知られていないが、バルセロナ、マドリード、ニューヨーク、ミュンヘン、サンパウロにキャンパスを持ち、ケーススタディーの開発本数はハーバード・ビジネス・スクールについで世界第2位とのことである。
企業向けとしては、グローバルエグゼクティブMBAプログラム、企業向けのカスタムプログラム、グローバルCEOプログラム等を展開、ハーバード、ウォートン、スターンなど米系トップスクールとも提携している。


imageimage今回はExecutive Education部門のExecutive DirectorのMariaさんとCarolinさんのレクチャーを受け多くを学んだ。
日本企業にも非常に参考になる話が多く、来日してG研でのレクチャーを要請した。


image残念ながら、夏休み中で授業はオブザーブできなかったが、米系とはまた一味違った参加者の国籍構成であり、EUでの展開を加速させている企業のエグゼクティブ育成にはぴったりではないだろうか。
伝統とモダンを兼ね合わせたキャンパスは居心地がよく人気が高い理由の一つであろう。




kazukon at 22:42

現地レポート!新入社員多国籍セッションinクアラルンプール

2014年08月04日
現在マレーシアで実施している新入社員向け研修のレポートが
コーディネーターの山名亜賀紗より届いたのでご紹介したい。

この研修は、日本、中国、韓国、ドイツ、台湾、タイの各拠点から
クアラルンプールに新入社員が集まり、
様々なケーススタディを通して、グローバル人材に必要なダイバーシティ力、
プレゼンテーション力、分析力、発言力、
また多国籍間でのチームビルディング力を鍛えるという研修内容
である。

写真 5 1

クアラルンプールが研修の実施場所として選ばれているのは、
やはりダイバーシティ新興国ならではのパワーを肌で感じることが出来るからである。

写真 1 2

クアラルンプールの町は、中国、インド、イスラム、ヨーロッパなど、
様々な文化が入り混じっており、町を歩くだけでも非常に興味深い。
言語も中国語、英語、マレー語と、色んな言葉が飛び交っている。

写真 3 image

0 写真 4

今回研修に同行したコーディネーターの山名は、
特に多国籍セッションでのチームビルディングの重要さを痛感したという。

4〜5名のチームで1週間ケーススタディを分析し、プレゼンをするので、
英語力の差、文化の違い、考え方の違いから、
チーム内で衝突が起きていたグループ
は、多かったという。
特に、英語力の高いメンバーが低いメンバーに対して不満を持ち始めるケースは多い。

もちろん、英語力を鍛えること、また課題を遂行し、素晴らしいプレゼンをすることは、
研修の目的の一つではあるが、それだけではないことを忘れてはいけない。
多国籍間でチームとして1つの目標に向かい、
メンバー1人ひとりがアサーティブに自分の意見を伝えながらも互いに協力すること、
そして、そのチームワークをしっかりと結果に繋げることがより重要である。


英語が苦手だから自分は貢献できない」と主張している受講者は、
その他の研修でもよく見かけるが、その考え方は間違いだ。
英語が苦手でありながらも、一生懸命チームとコミュニケーションをとり、
他のメンバーからも信頼を得ていた
受講者はたくさんいた。
また、他のメンバー以上に時間をかけてケースを分析し、
翌日のディスカッションに備えいる受講者もいた。
分からない単語、聞き取れないフレーズがあれば、チームメンバーに助けを求めるなど、自分ひとりですべてを解決し悩む必要はない。
チームを良くするために自分自身が出来ることはたくさんあるのだ。

メンバー1人ひとりのやる気、行動、マインドセットが、
Good TeamからGreat Teamへと変えるのである。
そして、互いの長所・短所を受け入れながらも、1つの目標に向かって協力し合うことで、
日本人同士、または1人では思いつかないアイディアが、
この多国籍セッションでは生まれるのである。

そんな現場を山名は経験しダイバーシティのパワーを痛感したようである。

先日もフィリピンの研修をこのブログにて紹介したが、最近アジアにおける研修企画の依頼が増えて来ている。
その背景としては、アジアビジネスの急拡大、チャイナリスクの影響がある。
現地のリソースをうまく研修に取り込むことによって、非常に効果の高い内容になることが実証されつつあるのでこれからが楽しみである。

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<コーディネーターの山名と現地のホテルスタッフと一緒に>
kazukon at 23:36
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