布留川 勝の「人材育成の現場!」日記
企業・団体の「グローバル&自立型人材」育成に携わるグローバル・エデュケーションの代表、布留川が人材育成の現場で日々感じたことなどをまとめます。 BLOG内検索
GlobalEducationandTrainingConsultants代表取締役布留川 勝カーネギーメロン大学 Institute for Software Research International Program Director

2015年05月

あなたのリーダーシップの核

2015年05月23日
昨日、第113回グローバル人材育成研究会
「グローバルリーダーシップの核  
〜世界にフォロワ―を持ち、リスペクトを受けるリーダーに必要な要件とは〜」
を開催した。

第1部では、
「今、日本企業に求められる「GL型(Global & Local)人材』!
〜GL型人材に必要な要素とその鍛え方とは?〜」
と題し、
私からお話した。

・ L型人材とは、「国内であれば無敵な人材」だが、
「グローバル」が入ると一気に収縮してしまうような人材を指す。

・ G型人材とは、特に50代に多い、
様々な国での赴任経験を持ち、グローバルでの知識は豊富だが、
長年海外のみを担当してきたため、日本帰国後にギャップを感じてしまう人材を指す。

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多くの企業では、組織的に圧倒的にL型人材が多い構成になっていると思うが、
今求められているのは、GlobalでもLocalでも活躍出来るGL型人材だと考える。

しかしながら、GL型人材に本気で取り組もうとした場合、
多くの課題に直面することになる。
例えば、GL型人材の定義や育成人数のイメージがないこと、
個人の経験値からくる育成方針が闊歩する、
ロールモデルが少なく、若手が育たない、などだ。

だからこそ、定義が重要であり、個人の考えに左右されない
定義と社内コンセンサス作りが重要だ。

私がおすすめするGL型人材育成のレバレッジポイントは、
まさに、L型人材のトップ層をGL型に転換することだ。
国内でピカイチの人材をグローバルでも活躍できるように
トレーニングすることが、企業存続の観点、
そして個人のキャリア開発の面からも今後ますます求められていくだろう。

お越しになった方々からは、
・ビジネスの方向性としても、G型、L型の垣根がどんどん低くなってきていて、
まさにどのビジネス領域でもGL型人材が求められている。

・人材をGL型にするためには英語だけ身につけさせればいい、という
議論になりがちなので、そこに反対していく必要がある

などという意見が寄せられた。

第二部は、古森剛講師による
「グローバルで通用するリーダー人材の育成
〜グローバル化を担うリーダーとして求められる実技とは?〜」


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「あなたが他者から「リスペクト」を得られる「核」は何なのか?
あなたは論理的に仕事が出来るのか?
私が今日お話ししたいのは以上です。
あとはもう自分次第ですから。」

と言いきってしまえる潔さ、
そして、数多くの修羅場をくぐりぬけてきた古森講師だからこそ語れる、
深く、かつ迫力のある言葉の数々だった。

特にリーダー層やリーダー候補層にとって深く刺さるのは、「判断」と「決断」の違いだろう。

「『判断』とは、一定の論理的な要素を盛り込みなががら行うもの
『決断』とは、諸事をふまえ、意を決して「ズバッ」と決めること」


日本企業ではどうしても、「判断」が得意な人は多いが、
「決断」する経験を積んでいる人は少ない。
しかし、リーダーになるためには、いかに両方の実体験を積み、
人間的なすごみを増していくかが重要、という指摘は、まさしくその通りだ。

リーダーは様々な角度から、様々な人に見られるものだ。
自分という人間を360度の全方位から見られた時、残るのは
自分という人間の軸と本質だ。

「自分の軸を持て」という号令だけでは、自分の軸は持てない。
意識的に「判断」と「決断」をし続けてこそ、自分の軸があぶりだされてくる。
古森講師のセッションは、そんなことを深く、じっくり考えさせられる。

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こう書くと、ずいぶんと堅苦しいセッションのように聞こえるが、
古森講師は一人ひとりの様子に常に気を配っており、
明るい雰囲気で自然に受講者一人ひとりと向き合っている。
そのため、深い話を語りやすい雰囲気作りは人徳だな、と改めて感じた次第だ。

<G研後、古森講師と福田とともに>
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kazukon at 08:57

「リーダー育成で新機軸を打ち出し続ける、ロンドンビジネススクールは今、何に着目しているのか?」

2015年05月15日
英国の名門ビジネススクール、ロンドンビジネススクール(LBS)と6/3(水)と6/4(木)に合同セッションを行う。
幹部教育プログラムである、エグゼクティブエデュケーションのプログラム内容やクオリティコンロールを一手に担っているディレクターである、Adam Kingl氏を招いてのセッションだ。

DSC_0021今、グローバルリーダー育成の有効な手法として、海外のビジネススクールの活用が注目されている。
ここ2年ほど幹部のグローバル化に関するご相談が増えている。
以前からももちろんあったが、各社の本気度・緊急度が昨年あたりから急に高まってきた、という印象を持っている。

さて、ビジネススクールと言えば、米国というイメージが強いかもしれない。
私たちも協働しているが、例えばハーバードビジネススクール(HBS)などが多くの人の頭に浮かぶだろう。

5/14(木)の日経新聞朝刊の掲載記事が興味深かった。

「英老舗ロンドン・ビジネス・スクール、米の牙城に一穴
起業や女性支援手厚く 絶えず新機軸で学生呼び込む」


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LBSはフィナンシャル・タイムズの世界のMBAランキング2015年度版では、HBSに次いで2位で、例年米国勢が上位10校のうち6〜7校を占める中、欧州勢で唯一、10年続けて5位以内に入り続けている。

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その秘訣は、常に新しいアイデアや改善策を打ち出していることにあると書かれていた。
例えば、グローバル化に伴い、欧米だけではなくアジア各国におけるリーダーシップのあり方を
比較研究するプログラムを打ち出す、起業支援のために事業展開に関するアドバイスや事業資金提供、女性向けの複数の奨学金制度を設けるなどしている。
そうした絶え間なく変革を続ける姿勢が評価されている、という記事だった。


LBSとは幹部教育向けのエグゼクティブ・エデュケーション部門と協働しているが、
エグゼクティブ・エデュケーション部門も新しい機軸を打ち出してきている。
例えば、「ワークシフト」や「未来企業」などのベストセラーで日本でも著名なリンダ・グラットン教授をリーダーに「人材開発」、「タレントマネジメント」に特化したプログラムを打ち出したり、デジタルネイティブなど新しい世代による企業経営の変化に対応したリーダシッププログラムなどである。

そのLBSと以下のセミナーを行う。

■6/3(水)特別公開セミナー
「Reinventing Management 〜「これまで」のマネジメントから、「これから」のマネジメントへ」


こちらはエグゼクティブ・エデュケーションでの学びを体験できる貴重な1日だ。

<詳細はこちら>
http://www.personal-globalization.com/seminar/LBS_seminar_20150603.html

エグゼクティブエデュケーション派遣の参考に、
ビジネススクール派遣前研修、赴任前研修の一環として、
グローバル人材育成研修の一環として、
外国人社員向け研修の一環として、
グローバル人材同士の異業種交流として、

このような形でぜひご活用頂きたい。

<写真は昨年の様子>

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昨年度の模様の詳細はこちらをご参照頂きたい。
http://blog.m-furukawa.jp/archives/2014-06-13.html


■6/4(木)第114回グローバル人材育成研究会
「新しい世代の台頭による組織の変化&企業のこれからを担う若手・次世代リーダー、幹部の育成」


こちらでは、エグゼクティブ・エデュケーションの組織的活用についてのご紹介、
そしてLBSの最新研究である20〜30代のミレニアル世代、Y世代とも呼ばれている世代の台頭による経営の変化、リーダーに求められる要素の変化についてお話し頂く予定だ。

一昨年、ご登壇頂いた際は、社内における人材開発部門の価値を高めるための考え方、その前はイノベーションについて話して頂き、大変好評だった。

前回の模様はこちら
http://blog.m-furukawa.jp/archives/2013-11-21.html

お申込みはこちら
https://www.globaledu-j.com/inquiry/apply-g.html

この貴重な機会、ぜひご参加頂きたい。
kazukon at 18:54
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