布留川 勝の「人材育成の現場!」日記
企業・団体の「グローバル&自立型人材」育成に携わるグローバル・エデュケーションの代表、布留川が人材育成の現場で日々感じたことなどをまとめます。
GlobalEducationandTrainingConsultants代表取締役布留川 勝カーネギーメロン大学 Institute for Software Research International Program Director

G研報告:「時間内に・納得感のある・結論が出る」 ミーティング・ファシリテーション

2014年12月05日
先日、第107回G研、
戦略的人材開発部門として、経営課題にどう取り組むか?
組織の意思決定のスピードを早めるための施策「時間内に・納得感のある・結論が出る

ミーティング・ファシリテーション』を開催した。

■第一部では、私から戦略的人材開発部門として、
経営課題に取り組む際のポイントについてお話した。

経営課題の例として、下記のような場合の
課題解決策として考え方や具体的なプログラムをご紹介した。

1.組織と人材のグローバル化が急務
2.経営統合後のイニシアティブをとるためには?


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1.の「組織と人材のグローバル化が急務」である場合、
まずは、人事部門が率先してグローバル化していることを示すことが重要だ。
人事部のグローバル化とは人事が英語を流暢に話せればよいというわけではない。

本当の意味での人事部のグローバル化とは、例えば、海外拠点で成功しているトップや駐在員、ナショナルスタッフの思考・行動特性をおさえており、採用、育成、配置、評価にそのデータを有効活用している状態ではないだろうか。

当日は、人事部のグローバル化ツールに最適である「ProfileXT」をご紹介した。

このアセスメントは、誰がその職務で成功する可能性が高いのか、数値化した根拠をもって把握することが可能である。また、成功している人材のパフォーマンスモデルが作成できるだけでなく、125ヶ国、33ヶ国語に展開済のため、ほとんどの拠点で人材の特性を掌握可能である。

12月中は無料トライアルを実施しているので、ご興味ある方は、下記までご連絡をいただければ幸いだ。
⇒ getc-info@globaledu-j.com

2.の「経営統合後のイニシアティブをとるためには?」では、
国内でも、海外でも、リーダーシップを発揮し、複雑な状況を整理し、
現場をリードできる人材を育成する方法として、下記2つをお話しした。

1.国内で行う「選抜型グローバルリーダー育成プログラム」で人材をプールする
2.海外エグゼクティブ・エデュケーションへ派遣


選抜型グローバルリーダー育成プログラム」とは、
月1回、1泊2日や2泊3日の研修を6回〜11回行う研修であり、
グローバルマインド、コミュニケーションスキル、リーダーシップ、
経営フレームワークなど8割方英語で学ぶ内容で、導入企業から高い評価を頂いている。
この研修で重要なのは、リーダー人材、特に非グローバルのリーダー人材をグローバルに変えることである。これがレバレッジポイントとなり「人材開発 X 組織開発 」に繋がるのである。

選抜型グローバルリーダー育成プログラム」の修了者の中からさらに選抜し、次世代のリーダーになれる人材を「エグゼクティブ・エデュケーション」に派遣することも育成方法の一つである。

世界トップの教授 X グローバルエリート」が集まるエグゼクティブ・エデュケーションは、
グローバルリーダー育成の場として最適である。ただ、派遣後の効果を高める策として事前研修も重要である。ケーススタディの参加方法、ディスカッション、ファシリテータースキル、経営フレームワーク、日本について語れるための知識、インプレッションマネジメントなど、しっかりと事前に準備をすることでより効果を上げることが可能となる。

人材育成部門として大切なのは、「正しいこと」を「継続して行う」である。人材開発部門として実施しているプログラムを常にモニタリングをし、それがビジネスに結びついているのか、組織の問題解決につながったのかどうかを評価することが重要である。


■第二部では、福留雅彦講師による「時間内に・納得感のある・結論が出る」ミーティング・ファシリテーション研修のデモをご体験いただいた。

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ビジネスは、「決める」と「進む」の連続である。事業スピードを上げるための鍵は、迅速かつ適切に現場が「決める」力をつけること、そのためのトレーニングとしてご紹介差し上げた。

「ミーティングのなにが難しいのか?」それは、プロセスに気を配りながら論理を尽くすために参加者全員が「鳥の目」と「虫の目」を適切に使い分けることが必要である。しかし、この視点の切り替えは非常に難しい。

鳥の目:時間配分や議論の流れなど全体像を考える視点。
虫の目:一つ一つの論点について結論を考え議論を尽くす視点。


また、大きな成果につなげるためには、議論と同じくらいに「いかに納得感を醸成するか」も重要となる。

当日は様々な演習を通して、ミーティングのデザイン方法や仕切り方を体験いただいた。

「紙の塔のワーク」では、1分間で何も道具は使わず紙のみを使用して一番高い塔を作ったチームが勝ちという演習を行った。演習に入る前に作戦会議を実施し、そこで何を話し合ったのかを実施後振り返っていただいた。

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塔を作るために、目標(ゴ―ルイメージ)、積み方、おり方、役割分担、時間配分など様々なアジェンダを話しあう。しかし、一番重要となるのは、目標(ゴ―ルイメージ)である。
「どんな塔をつくるのか」=「どんな結論を出すのか」そのゴールイメージが明確でないと、いくら手段の話してもミーティングは前に進まないし、イノベーティブで効果的な結論は出ない。

例えば、「新規事業について」というアジェンダでミーティングを実施した場合、
Aさんは「新規事業をやるべきか?」という論点で考え、Bさんは「他にどんな新規事業があるか?」と考え、Cさんは「この新規事業でどうすれば勝てるか?」など、全員違う論点でミーティングを進めてしまう場合が多い。

論点をずらさないための工夫として、論点を「問い(考えるべきこと)」の形で設定し、「答え」よりも「問い」自体を仕切ることも大切である。論点(問い)がずれていると、結論(答え)は出ない。目的の感度をしっかり高め、それを達成するために最適である手段を見つけ出す、それがポイントとなる。

「時間内に納得感のある、そして結論がある」ミーティングを仕切るのは難しい。しかし、論点を軸に考えをまとめ、進めていくことで効果的なミーティングは実現可能である。福留講師の研修を久しぶりに見て、その重要性を再認識した1日となった。

<終了後に福留講師とディレクターの福田と一緒に>
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