布留川 勝の「人材育成の現場!」日記
企業・団体の「グローバル&自立型人材」育成に携わるグローバル・エデュケーションの代表、布留川が人材育成の現場で日々感じたことなどをまとめます。
GlobalEducationandTrainingConsultants代表取締役布留川 勝カーネギーメロン大学 Institute for Software Research International Program Director

G研報告(149回)「時間内に/納得感ある/結論を出す」 会議をファシリテーションするスキル

2017年11月14日
第149回のG研(2017年6月16日(金)実施)は、
『働き方改革は会議改革から!「時間内に/納得感ある/結論を出す」
会議をファシリテーションするスキルとは?』
というタイトルで、福留雅彦氏をお呼びして、開催した。

私からは、
『セルフエンパワメントな生き方、セルフディパワメントな生き方』という題で、
米ギャラップ調査から見える日本人の働き方観についてお話しさせていただいた。

講師の福留氏からは、
『「時間内に/納得感ある/結論を出す」会議をファシリテーションするスキル』について、
ファシリテーション研修のデモセッションを交えてお話しいただいた。

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「働き方改革」は今年話題になったキーワードの一つだが、
最も重要なのは個々人、および組織の生産性向上だ。
今回は、組織レベルでの生産性向上の一つとして、
ファシリテーション技術について、福留氏からお話いただいた。

仕事とは「決める」→「進める(行動する)」の連鎖だ。
「進める(行動する)」スピードを高めることについては
おそらく多くの日本企業は既にこの効率化に長けている。
しかしながら、「決める」ことはどうだろうか?
一日中、社内外のミーティングに出ているが、何も決まらない、という話はよく聞く。
非効率なミーティングとは、次のアクションにつながらないものだ。

「ミーティングの何が難しいか?」
それは、進め方に気を配りながら、深く議論するためには、
参加者全員が「鳥の目」と「虫の目」を適切に使い分ける必要があることだ。

鳥の目=「目の前の状況」をいったん突き放して俯瞰する視点。
時間配分や議論の流れ等、全体像やプロセスを考えるときに重要。

虫の目=「目の前の状況に当事者として没頭する視点。
一つ一つの論点について結論を考え議論を尽くすときに重要。

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また、ミーティング・ファシリテーションで重要なのは、「論理×納得感」だ。
ミーティングの成果は、「次のアクションにつながるか」なので、
アクションを起こすため人に動いてもらわなければならない。

しかし、論理的に正しいだけでは、人は動かない。
その人が「納得した」と思わなければ、なかなか動かないものだ。

では、「納得感」をどう醸成するか?
次のアクションとして何をするか、ミーティングの結果に対する
納得感を得ることはなかなか難しい。
ただし、ミーティングのプロセスについて納得感を得ることは出来る。
つまり、「今回決まったこと自体はまだ府に落ちていないかもしれないが、
ミーティングの進め方は良かったし、議論は尽くした」という感触を持ってもらうことが
重要なのだ。

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各参加者の「役割」を理解し、時間内に/納得感のある/結論を出す」ために!

今回のデモセッションでは、グループに分かれて
ファシリテーター役、賛成、反対するキャラクター等、様々な役割の設定で
ミーティングのロールプレイ演習をご体験いただいた。

その後の振り返りでは、下記のような気づきが出ていた。

・論点を考える。目的を考えるということから始めた。
・腰が引けていると相手の「なぜ」を聞きそびれることがあった。
・ミーティングの時間配分がもう少しできていたらよかったが、なかなか難しい。

各社で働き方改革が叫ばれる中、ミーティングの進め方を見直している企業も多いと思う。
「ミーティングは30分以内」、「アジェンダは事前送付する」などのミーティングルールを
決めている会社もあるかもしれないが、それだけではなかなかうまくいかない。
ルール作りが重要なのはもちろんだが、それに加えて、
参加者一人ひとりのミーティング・ファシリテーションの技術も求められている
のだ。

福留講師のミーティング・ファシリテーター研修は、
多くの気づきが得られると同時に、今日から使える具体的なTipsも多い。

グローバル競争では、ただ単純に労働時間を減らすという「働き方改革」ではなく、
真の意味でホワイトカラーの生産性向上
が求められている。
そのためには、一人ひとりのミーティング・ファシリテーションスキルの向上が必須だ。

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