布留川 勝の「人材育成の現場!」日記
企業・団体の「グローバル&自立型人材」育成に携わるグローバル・エデュケーションの代表、布留川が人材育成の現場で日々感じたことなどをまとめます。 BLOG内検索
GlobalEducationandTrainingConsultants代表取締役布留川 勝カーネギーメロン大学 Institute for Software Research International Program Director

若手・中堅向け研修

若手への投資としての海外研修

2015年10月14日
前回、ブログでご紹介した新入社員海外研修でイギリス、アメリカ、カナダ、シンガポールに留学していた新入社員が無事に帰国し、9月末に恒例の成果発表会があった。
プレゼンテーションはもちろん英語だ。

024













毎年、このプロジェクトでは成果発表会で本当に驚かされる。何に驚かされるのか?
それはプレゼン力と自信だ。この2つの絶大な効力を持つ要素を身につければ、TOEICの点数は関係ない。例えば、渡航前は300点台だった留学生が帰国までに何とか500点台まで上げてくる。
でも、鍛え上げたプレゼン力と自信に満ち溢れた表情があれば、優に800点はあると錯覚させられる。その成長ぶりに、ある種の驚きと感動を覚える。

30代から40代の社員がこのプレゼンテーションを見ると、たった3ヶ月でほとんど英語のできない人材がここまで見事に変貌すると焦りを感じると言う。
もちろん若さと言う特権はあるのであるが、 30代以上でも専門性に加え人生経験やスキルを使って同じような結果を出すことが可能である。

059













<リサーチ型プロジェクトの効果>

毎年ただ語学学校に通うのではなく、Action Learning Project (ALP) というリサーチ型のプロジェクトを課している。テーマは「自社に関わること」という条件のもと各チームで本人たちが決める。
このプロジェクトは英語でのコミュニケーションスキルを身につけることが一番の目的だが
毎年、それ以上の効果があると実感している。彼らは、4月入社で7月に留学先に渡航する。
採用面接のために会社について勉強したもののまだまだ自社の課題や、マーケットの動向などについて、真剣に考えてはいない人がほとんどだ。そんな彼らが、自分たちが決めたテーマを元に必死で考え、国籍の異なる人に英語で質問し、英語で意見をぶつけ、多くの気づきを得る。自分たちで考え工夫したアンケートシートを手に放課後や週末に人が多い公園や駅に行き、3ヶ月で100-300人の人にアンケートをとる。

061













特に英語力が低かった留学生や海外が初めての人は、生活をするだけで精一杯だ。
それに加えALPに取り組み、もちろんTOEICの点数も上げなければいけない。
ただ楽しむ留学とは程遠く、本人たちは大変だったと思うが今回の留学通じて、
若い時に存分に吸収した深い気付きを将来会社で活かしてくれる、と私は確信している。

若手の海外研修の効果、実例を今月22日(木)の研究会で発表する。
ご興味がある人材育成ご担当者様には是非、ご参加頂きたい。

▼詳しい内容はこちらから▼
http://www.globaledu-j.com/hrd/seminar_report/seminar_118.html

kazukon at 14:41

G研報告:「できる若手は作れるのか?そもそも若手の仕事力は何か?」

2014年05月09日
先日、第99回グローバル人材育成研究会
『「できる若手は作れるのか?」「そもそも若手の仕事力は何か?」を掘り下げます。
皆さんの現場の経験を紐解きながら一緒に考えませんか?』
を開催した。

■第1部■
私から、「どの世代にもいる魅力的で仕事のできる人」と題して、
「魅力的な人」の氷山の下には一体どのような特性があるのか、皆様にお考えいただいた。 
下記がその中で挙っていた意見の一部である。

DSC_0867 (200x132)DSC_0865 (200x132)

「ロジカルに考えられる人」、「軸がぶれない人」、「ただ指摘するだけでなく、部下に対する思いやりを念頭におきながら、褒めることを忘れない人」
「目指すべき方向に導いてくれ、この人のために頑張ろうと思える人」
「英語力の高いグローバルな人」


これらの回答と、私が掲げているグローバル人材の次の5つの要素を重ね合わせてみると重なる部分が多いことに気づく。

「ビジョナリーシンキング」=発想力、ひらめき力、構想力、思考力
「セルフエンパワーメント」=ビジョン実現のために自己強化を行い、実行していく強い心を持つ
「ダイバーシティー力」=価値観、国籍、性別、専門性、世代の違う相手をモチベート出来る
「コミュニケーション力」=状況対応的に複数のスキルを使い分けることのできるコミュニケーター
「グローバルイングリッシュ」=ネイティブではないが十分に通用する英語力 

DSC_0864 (200x132)DSC_0871 (200x132)

当日は、上記の要素をお持ちである方として、
ユニクロの柳井正氏と池上彰氏を例に挙げて説明した。

柳井氏は、ビジョンを実現するにあたってこんなことを言っている。
「目標が具体的かどうか。ちょっとしたことだが、ここが成功する人としない人との決定的な鍵だ」
目標が具体的であるためには、ひらめきとそれを実現するための道筋を具体的に構想する能力が必要である。すなわち、それがビジョナリーシンキングである。ビジョナリーは右脳であり、シンキングは左脳である。
ビジョンだけを掲げるのはたやすい。そのビジョンを実現するために具体的にどうするのかを問うてみるとなかなか答えられない人が多い。
柳井氏は、そこが成功する人としないとの差なのと言っているわけだ。


また、池上彰氏の大きな特徴はわかりやすさである。池上氏はなぜわかりやすいのだろうか?
まず第1に、池上氏はロジカルコミュニケーターである。まず、メインポイントを分かりやすい表現で伝え、その理由について明快に説明し、そしてその事例について伝える
その切れ味はいつ見ていても敬服に値する。
第2に、池上氏は多様性に対する対応が見事である。文化、職種、性別、世代などに対する偏見を知性で最小化しているため、発言に偏りが少なく聞き手に対し共感を与える。

柳井氏、池上氏共に、やはり「魅力的な人」であり、例外なく上記要素を持ち合わせ、常に自分を高めている事は間違いない。  

これら5つ要素は全て訓練可能であり、下記サイトより自分のグローバル度がチェックが可能である。
無料でチェックできるので、是非お試しいただきたい。
http://www.personal-globalization.com/

■第2部■
「若手社員を最速最短で「仕事のプロ」に磨き上げるための
『7つの行動原則』」
堀田孝治講師よりご紹介いただいた。

DSC_0921 (200x132)DSC_0883 (200x132)

報われない努力をし続けないための仕事の鉄則を
「7つの行動原則」に体系化した日本初のオリジナルメソッドであり、
堀田講師の実体験から編み出されたプログラムだ。

DSC_0882 (200x132)DSC_0875 (200x132)

「7つの行動原則」の一つに「価値創出」があるのだが、
当日はワークを通して、実際に研修の一部を体験いただいた。

仕事を行う際に、ただ作業として行うことは誰にでもできるが、
その作業に何かプラスαの価値付け加えることが出来る人こそが、仕事のプロだといえる。
仕事とは、「どれだけ能力があるか」「どれだけ労力をかけたか」ではなく、
どれだけ「価値創出」したかが求められる

掘田講師の研修では、仕事の進め方を学ぶ「型」を習得するのと同時に、
主体性を持って自分のキャリアを選択し、作り出して行くことの大切さを学ぶことが出来る。
自分自身の選択によって未来は決めることができ、
日々の小さな積み重ねがキャリア形成に繋がるということを改めて感じた。

■第3部■
「若手の仕事力を高めるためにはどうしたらいいのか?」というトピックについて、皆様でディスカッションいただいた。
下記意見が、その一部である。

「より仕事が出来る若手を育成するには上司との対話が重要である」
「まずは、経験を積ませ、とりあえず自分の頭で考えやらせることが大切」
「目指したい上司が一人いると若手は変わる。だから、自分自身も尊敬される上司にならなければいけない」
「今の若手は頭の回転が速く、理解力、吸収力が高いが、直ぐに学んだ事を忘れてしまう。
 全てを詰め込んで覚えるのではなく、取捨選択していくことも大切」


DSC_0923 (200x132)DSC_0914 (200x132)

最速最短で若手を仕事のプロに磨きあげるには、
上記の意見に加え「7つの行動原則」を常に念頭に置き、仕事をさせることが重要だ。
また、同時に見本となる上司もしっかりこの「7つの行動原則」をマスターしていれば、
上司への信頼度、また尊敬度は増すだろう。

若手と上司の間でこの「7つの行動原則」が共通言語になれば、よりクオリティーの高い仕事ができ、組織も活性化するだろう。
そんなことを改めて深く考えさせられた一日であった。

次回G研では、
「海外現地法人社員及び国内グローバル要員育成の『仕組み作り』のノウハウ」を取り上げる。
企業理念やビジョンの浸透、グローバルレベルでの課題解決に向けた協働促進など、海外現地法人社員と国内グローバル人材育成共通の課題について考える予定だ。

また次回はG研100回開催を記念して、特別にご参加いただいた方から抽選で1名様に
6月10日(火)実施のロンドンビジネススクールとの共同セミナー
「グローバルビジネスを勝ち抜く『イノベーション』について考えてみませんか?」

セミナーチケットを贈呈する予定である。(通常参加費用8万円(税別))
貴重な機会なので是非、お越しいただきたい。

G研100回の詳細:
http://www.globaledu-j.com/hrd/seminar_report/seminar_100.html

<堀田講師とディレクターの福田と>
全体写真 (200x132)
kazukon at 14:56

G研報告: 『不安な時代のキャリア形成と自分をプロ化する仕事の「7つの行動原則」』

2013年04月30日
昨日、4月25日(木)に第86回グローバル人材育成研究会
『不安な時代のキャリア形成と自分をプロ化する仕事の「7つの行動原則」』を開催した。
3

今回は、私から『不安な時代のキャリア研修とは? 』 
と題してキャリア研修をデザインすることの大切さ、
また進展するグローバル化で国際競争力を失いつつある日本での、
今後のキャリア研修
についてご担当者様とディスカッションを交えながらお話した。

キャリア研修の問題点や各社の状況として
下記のようなものが挙げられ、有意義なディスカションとなった。

・バブル世代や、会社でのキャリアが保証されていた世代への
キャリアに対する危機感の植え付けや、グローバルに対する意識づけの難しさ

年功序列や終身雇用制度の崩壊、また個人の価値観の多様化により、
自分自身のキャリアに対するリスクマネジメントビジョンを高めていくことの難しさ

・欧米型のように専門性を磨いてジョブホッピングをしていくスペシャリストか、
社内でのジョブ・ローテーションが出来るジェネラリストのどちらを育成すべきか 

2

また、今回は、2つのTEDの動画をご覧いただいた。

・「ジョン•ホッケンベリーの「人生をデザインする」
http://www.ted.com/talks/lang/ja/john_hockenberry_we_are_all_designers.html

・「ラリー・スミス 「あなたに夢の仕事ができない理由」
http://www.ted.com/talks/lang/ja/larry_smith_why_you_will_fail_to_have_a_great_career.html

とても興味深い動画なので是非、皆さんにもご覧いただきたい。

第二部では、堀田講師の『最速最短で自分を成長させるための7つの行動原則』
の研修をご紹介した。
9

「勉強」と「仕事」の違いや、またどんな仕事にも通用する7つの行動原則の中から
今回は特に「価値創出」、「守破離」、「両立」を中心に
仕事のプロを育てるために必要な要素をお話しいただいた。

ご参加いただいた皆さんにも様々なワークを通して、
主体性を持って自分のキャリアを選択し、作り出していく事の大切さをご体験いただいた。
7

この研修の対象層は、基本的には入社3年目など、仕事である程度の経験があるが若手社員だが、
中間管理職や上司の方にも受講していただくことで、
上司と部下との間に仕事に対する共通意識や言語が生まれ、より効果的な研修となる。

5月18日(土)にも堀田講師による公開セミナーがあるので、
ご興味のある方は是非ご参加いただきたい。
http://www.personal-globalization.com/seminar/pgseminar24_20130518.html

<終了後、堀田講師と弊社ディレクター福田聡子と一緒に >
11
kazukon at 08:29

7つの行動原則

2013年03月24日
先日、次回4月25日(木)に開催されるグローバル人材育成研究会の
打ち合わせのため堀田講師にお会いした。

年間1500人、40社で研修を行っている多忙な堀田講師だが、
「若手、中堅社員には、自分と同じ失敗を繰り返してほしくない!」という
研修にかける熱い思いを再度聞かせてもらって、
私自身もパッションを持ち、人材育成に取り組んでいくことの重要性を再認識した。

堀田講師の研修の特徴は、「仕事に対しての意欲が気薄になっている社員」や
「相手の立場になって物事を考えられない社員」の仕事に対する意識を変え、
堀田講師が自らの経験から作り出した「7つの行動原則」をもとに
最速最短で自分を仕事のプロフェッショナルに磨き上げる
という内容だ。

この研修の中身を構成されるにあたって、実は私自身も
堀田講師とディスカッションを重ねた経緯があり、
このコースについては、私自身も思い入れがある。

若手、中堅社員の育成にお悩みの人事部ご担当者様、
また階層別研修、キャリア研修、OJTトレーナー研修をお考えのご担当者様には、
必見の研修内容なので、是非研究会にお越しいただきたい。
今回研究会にご来場いただいた方には、堀田講師の著書
『自分を仕事のプロフェッショナルに磨き上げる7つの行動原則』をプレゼント
したい。

▼お申込みは、こちらから▼
https://www.globaledu-j.com/inquiry/apply-g.html

DSC_0507
kazukon at 11:37

「人は石垣、人は城」

2012年12月29日
unchan
先週、ある企業(情報・通信)の6カ月間の第2期グローバルビジネスコースが幕を閉じた。
今年は役員や卒業生を含めおよそ40名の方々の前で最終プレゼンテーションを行い、私もオブザーバーとして参加してきた。

上の写真は発表会後の集合写真(今年の参加者の28名と、ご担当者、講師陣、担当コーディネーターの李)である。

この企業でのグローバル人材育成研修は、今年で第2期であり、去年は1つのコースを実施したが、今年は管理職向けのリーダーコースと、若手中堅社員向けのプレーヤーコースの2コースにして、この度28名様が修了する事となった。
人は石垣、人は城」というのは、武田信玄の言葉であるが、今回のコースの卒業生が100名を超えるころには、今後のグローバル展開における強固な布陣が出来上がるだろう。

28名のメンバーが学んだことは何か
グローバルビジネスに通用する英語によるコミュニケーションスキルや知識yはもちろんのこと、一番の成果は「マインド」であり、これからのキャリアに向かう「姿勢」だと思っている。

それは見事に最終発表会で現れていて、TOEIC点数200点後半〜900点代まで幅が広かったが、英語力が高いメンバーも、低いメンバーも、数多くの練習やチームビルディングをベースに英語でのプレゼンテーションを堂々と行っていた。

彼らのプレゼンテーションにはオブザーブに来た講師陣も心から嬉しそうで、6カ月間の成長に感心した。

また、今年の大きい成果の1つとしては卒業生との刺激し合う横のネットワークが強まったことでもあり、当日も10名の方々が発表会にオブザーブとしてきて、励ましてくれていた。

(卒業生は1期目より更なる成長を成し遂げた2期の参加者の方々に誇りを語りながら、今後への決意を固めていた。)

シンガポール支店の開設をはじめとした海外展開と共にグローバルビジネスを推進している中、
海外駐在希望者も増えているそうだが、グローバル化に向けてステップアップしたこの28名、そして卒業生が引率していくに違いないと確信している。

そして、そのステージでもこの横のネットワークは貴重な資産になるだろう。


日常多忙な業務の中で英語という壁もあり、研修に参加する事が時にはプレッシャーになったそうだが、誰一人も負けずに努力し、全7回12日間の研修を修了した。

無事発表会を終え、修了証書を手にした28名の参加者の顔には達成感と充実感が溢れていてとても清々しかった。

この研修は、この成果発表で卒業して終わりではなく、これからがスタートである。

引き続き頑張るというパッションのある彼らのコミットメントに期待しながら、卒業生として会う事が楽しみである。

ご担当様の皆様、研修生の皆様、本当にお疲れ様でした。
kazukon at 10:59

意外と知らない20代の海外研修のインパクト

2012年12月26日
クラス福田
先日、ある国内メーカーのグローバル研修(15名)がスタートとして、キックオフの講師を弊社福田聡子と2名で担当した。

この企業でのグローバル研修は、今年で5年目になる。
過去4年間とも非常に高い評価を受け、このプログラムも社内で随分定着してきた。
その分、ご担当者も今年の研修への期待も高くなっていることがわかる。

このプログラムは、4カ月間の国内グローバル研修と、4カ月間の海外留学(5名対象)である。
研修生は、23歳〜30歳の若手選抜社員であり、今年も個性のあふれるメンバーと出会うことができた。

<20代の海外研修のインパクト>

いつも思うのだが、20代の海外研修は想像以上にインパクトがある。もちろん人にもよる。やる気も目標もない人はただのバケーションにして帰ってくる。4ヶ月の海外研修で周囲が度肝を抜かれる結果を出す人は、自分に何が起きたかを語りだすと止まらない。人生観を揺さぶるような経験をするのだ。
40代でそれが起きないといえないが、経験上若い優秀な人ほどその揺れ幅は大きい。
こういう人は、帰国後も英語の継続学習は当然するし、自分のリーダーシップとコミュニケーションスタイルを確立しようとする。

今年の研修生は、昨年よりさらに研修前から元気で、積極的に意見を発言する人が目立ち、グローバル化に対して、とても前向きな姿勢があることがわかった。
そして、このプロジェクトを始めた5年前に比べると、グローバル化も進んでおり、若手の意識も随分変わってきているのだと実感する。

彼らの実務での英語使用頻度は、今はあまり高くないようだが、
中にはアメリカやフランスで国際学会でのプレゼンテーションの機会がある受講生も数名いた。
その分、この研修への意気込み、研修後の自分の成長を期待している様子が伺える。

今回の研修一日通して、彼らの顔を見ながら、5年前の同企業での最終発表会を思い出した。
国内研修、海外研修を終え、帰国後の成果発表で、まるで人が変わったように 堂々と、そして楽しそうに、多くの役員を前に英語でプレゼンした参加者を思い出し、今年もこの15名の中から、あの時のようなのが参加者が出るのではないかと、今から楽しみである。

写真は、初回研修を一緒に担当した福田聡子


の英語右脳型学習法研修の様子。
kazukon at 19:37

グローバル人材育成「面展開戦略」

2012年12月05日
Finalt
先日、ある企業(メーカー)の11カ月間のグローバル人材育成研修コースに幕を閉じた。
今期も例年通り、経営陣向けの最終プレゼンテーションがあり、私もオブザーバーとして参加してきた。
上の写真は、発表会後の集合写真である。
(写っているのは、今年の若手幹部候補生16名と、弊社担当コーディネーター明石である。) 

この企業のグローバル人材育成研修は、今年で第6期であり、この6年間で合計94名の
グローバル人材
が誕生した。
そして現在、北米、シンガポール、中国、インドなどすでに海外で活躍を果たしている多くのOBメンバーがいる。

グローバル人材育成といっても、方針が頻繁に変わり、単なる英語研修に形が変わってしまう企業が多い中、この企業はぶれないで、じっくりと取り組み、的確な人選をタイミング良く行ってきた。
経営陣と人事部の人材育成戦略と強い思いを支援させていただいてきた結果として、当初からのキーワードであったがグローバル人材育成の面展開が、第一フェーズは大成功で通過した。

今後はこの94名に新たな試練を与え、OJT/OffJT両面で更なる飛躍を求めていくことになるだろう。
弊社にとってもとてもやりがいを感じるプロジェクトである。

また、更に重要なことは、このコースにぜひ参加したいという次世代リーダーも続々出てきているということだ。人材育成をしながら、組織開発を同時に行うという戦略がまさに動き始めている好例である。
仕事のできる先輩や同僚や後輩がどんどんグローバル人材化され、周囲が自分も自分もと手を上げ始める仕組みが出来上がったのだ。まさに、「継続は力なり」だ

fainalall

研修前のTOEICスコアは300点〜900点まで幅が広かったが、役員、管理職を含む総勢80名以上が見守る中で、全員が見事な英語によるプレゼンテーションを行った。
下の写真は懇親会でのスナップ。お二人ともいかに自分が成長したか、そして素晴らしい仲間ができたことに感謝しているとを語ってくれた。
final2

平均年齢30代の彼らは、この会社の将来を担う選抜幹部候補生である。
幹部候補人材だけあり、日常の業務は、多忙であるが、全11回25日間のハードな研修を、今年の研修生は、誰一人欠席することなく全日程の研修を修了させた。

そして、11カ月間この研修のために本気で努力し、継続した努力を積んできたことが、最終発表会ではっきりと証明された。
無事プログラムを修了し、卒業証書を手にした彼らの表情からは充実感と達成感、安堵感に溢れていた。

ご担当者の皆様、研修生の皆様、本当にお疲れ様でした!

Don't forget to Practice,Practice,Practice!!
kazukon at 11:28

継続は力なり

2012年10月26日
PBS懇親会


10/19(金)に外資系メーカーでの社内ビジネススクールが最終回を迎えた。
25名の30〜40代前半の選抜リーダー向けのプログラム、7ヶ月間計21日を通して、
より幅広い分野、高いレベルでのマネジメントを担えるよう、MBA科目を学ぶハードな内容だ。

弊社では「組織行動」(斧出吉隆講師)、「アカウンティング」、「ファイナンス」(北川哲雄講師)の
計3科目9日間にて参画する機会を頂いた。

さすがに全社各部門から選抜された25名だけあって講師陣も彼ら、彼女らの優秀さを絶賛していた。担当の近藤からの報告によると、自分たちの専門外の内容、難しい内容であっても、決してあきらめることなく、積極的に参加する姿勢を常に見せ、どんどんフィードバックをし、アウトプットを出す姿勢に、講師陣もいつも以上に参加者との知的刺激を楽しんでいる様子だったそうだ。

また、研修終了後の打ち上げ懇親会での女性参加者の方のおひとりの言葉が印象的だったと報告を受けた。

「始まった時は、1か月に3日間も業務から離れなければならず、しかも研修内容もどれもハードな内容ばかり。
最初の回の事前課題を見たとき、正直なところ、これは大変だ。こんなの出来るのだろうか。早く終わらないだろうか、と思ってしまいました(笑)。しかし、皆さんと共にこの7か月間を乗り越えた今、来月からはもうないのかと考えると少し淋しい感じもします。(中略)これだけの投資をして頂いた会社にどう貢献していけるか。それぞれの立場で貢献しつつ、私たち同期もチームでも実践していきましょう」

時代と共に少しずつ改訂しつつも、20年近く続いているプログラム

現経営陣など幹部層にも卒業生が多くいらっしゃるとのことだ。
この話を聞いて、やはり改善を加えつつも継続していくことは組織風土につながり、組織の強さになっていくのだと感じる。
まさに、「継続は力なり」なのである。

変わりゆく経営環境の中、新たなリーダー候補らはどのように会社に貢献し、組織を率いていくのか楽しみである。

写真は研修終了後の懇親会の模様。
kazukon at 08:57

4名の若者が教えてくれたもの

2012年09月05日
留学発表

一昨日は弊社でコーディネートさせていただいた大手製造業若手社員の語学留学帰国報告会があった。

取締役の方々や幹部社員の前で現地の様子や何を学んだのかを一人30分程度で英語でのプレゼンテーションである。
昨年同様、人選と国内での事前研修のカリキュラムが妥当であったことが証明された出来栄えだった。

4か月間のイギリスか米国での研修なのであるが、そのBefore/Afterは弊社コーディネーターも驚きを隠せないほどである。
海外に初めて行ったということをQ&Aでセッションで知った取締役の皆さんも驚いておられた。

一般ではよく誤解されているが、欧米のMBA取得者や海外駐在2年以上でも、英語力に限って言えばそれほど高くない人も結構いる。そういう意味ではこの短い期間でここまでナチュラルで知的な英語を体得できたのは素晴らしいの一言である。

真面目さと柔軟性、頭の良さ、若さとよく計算されたカリキュラムが相乗効果を発揮した好例である。私もこの4名の若者の成長の速さに感動を覚え、何かを学んだ。
渡航前に私が講師として伝えた「自分グローバル化プロジェクト」に本気で取り組んでくれていたのがわかる。


4名の若者は一様に「最高の4か月間でした。人生が変わったように感じる。早く社内でグローバルな仕事についてさらにグローバルな人材になりたい」と語っていた。

これからの会社と日本をを引っ張っていくグローバルリーダーに成長して欲しいと心から思った。

写真は発表会の様子
kazukon at 16:26

選抜グローバル人材育成のキックオフ@大阪

2012年09月04日
Osaka
月曜日に大阪で選抜グローバル人材育成のキックオフとして、約60名向けの〈自分グローバル化セミナー〉を行った。

この研修は、昨年に引き続き、2年目の研修だが、今年は初の試みとして、キックオフのみ3年目社員と選抜中堅人材の合同で開催した。

選抜中堅人材の研修は、約5ヵ月間で、グローバルビジネスで存在感を出せるコミュニケーションスキルを習得し、そして、次の時代の成長に貢献できるような事業提案を行う、という二本柱となっている。

当日は約60名という大人数ということもあり、開始当初こそ静かだったものの、ペアワークやグループワークでのディスカッションでは大いに盛り上がり、このセミナーが自分自身をグローバル化するための一つのきっかけになってくれたのであれば嬉しい。

今国内の仕事だけだからグローバル人材にならない?>

このようなグローバル研修を行っていて昨今よく聞かれる声として、「会社にはグローバル人材になれ、と言われるけれども、自分のお客様は国内が主流だし、特に必要性も感じられない」というものが挙げられる。
もちろん、それも一理ある。ただ、考えてほしい。

今目の前にいるお客様だけがお客様だけなのか。
今後10年、20年、30年と続く長いキャリアで考えた時、お客様やパートナーはいつまでも日本にいる日本人だけなのだろうか?


1年後の未来すら予測することが難しいのはもちろんだが、そんな中にあってもなお、常に10年後を見据えた仕事が出来ているのか

スマートフォンがあっという間に携帯電話の主流になったように、技術の進展がかつてとは比較にならないくらい速くなった今、求められるのは、消費者のニーズを超えた商品を提供できる革新性とそれを生みだすスピードだ。

新しい市場を生み出し、常に消費者をあっと驚かせるような商品を提供できる企業のみが生き残る厳しい世界にあっては、それを実現できる人材が最も重要な資源だ。
そして、それをグローバルな舞台でそのリソースを使って実現できる人材こそが今求められているのだ。


写真は当日の様子。
kazukon at 21:31
ページの先頭へ


このWebサイトに掲載されている文章・写真・イラスト等の無断転載等を禁じます。(C)Copyright 2006 GLOBAL EDUCATION AND TRAINING CONSULTANTS. All Rights
      Reserved.
布留川 勝の「人材育成の現場!」日記 グローバルエデュケーションのサイトへ 詳しくはこちら