布留川 勝の「人材育成の現場!」日記
企業・団体の「グローバル&自立型人材」育成に携わるグローバル・エデュケーションの代表、布留川が人材育成の現場で日々感じたことなどをまとめます。 BLOG内検索
GlobalEducationandTrainingConsultants代表取締役布留川 勝カーネギーメロン大学 Institute for Software Research International Program Director

イノベーション

「拳銃を持っている人とナイフで戦うのは危険だ」

2016年11月11日
今サンフランシスコ国際空港で大阪行きのフライト待ちである。先週の土曜にこちらに着き、某社の多国籍グローバルリーダーコースのコーディネートに携わった。

IMG_4492UCバークレーHAAS School of Businessとスタンフォード大学のデザインスクールの教授のセッションに加え、グーグルなどシリコンバレー企業を訪れディスカッションを組み入れた。
イノベーションやダイバーシティは知識としてではなく、実際にそれらがなければ生き残れないと実感している場所の空気を吸いながら、その渦中にいる人々と交わりその真剣さと対峙しないとわからない。
そういう意味で今回もいろいろ腹落ちする瞬間がおおかった。

最も印象的だったのは「拳銃を持っている人とナイフで戦うのは危険だ」というバークレーの教授の発言だ。3段階のイノベーションの話の中で発せられたのだが、日本企業にとっては真剣にうけとめるべき言葉だと思う。
リーダー育成、イノベーション、ダイバーシティに真剣に取り組む企業と、その意味を真に理解しないで表面的に対応しかしない企業では勝負にならないのは当然だ。

コースは今日も続いているが今年も各国の次世代リーダーは貪欲に学んでいる。
能力の高い人に更なる教育投資をする。そして組織と個人を強くしていく。
今回もその現場に立ち会えたことに感謝!

kazukon at 10:04

イノベーティブ人材育成&中国研修最前線

2012年01月21日
1月18日(水)に2012年最初のG研、
『新プログラム発表!中国急成長の熱気とスピードを体感する!
〜中国市場理解、人材交流を通じて
グローバルビジネス対応力を鍛える中国現地研修〜』
を開催した。
G研 75

第一部では、『2012年グローバル人材育成動向
〜グローバルかつイノベーティブな人材育成へ〜』
というタイトルで、
グローバリゼーション3.0時代における企業の競争力は、
グローバル人材の育成だけではなく、グローバルかつイノベーティブな
人材の採用・育成にかかっている、という話をした。

ここ数年で「グローバル人材」という言葉を聞かない日はないような
世の中になったが、日本企業がグローバル人材育成に躍起になっている時、
グローバルトップ企業は、イノベーティブ人材の採用・育成に取り組んでいる
のだ。
60億人の市場をどう取りにいくか。それは、グローバル人材のみでは戦えない。
常に新しいサービスや価値を提供していくことができる
人材や企業のみが生き残っていくのだ。

円高が定着しつつある現在、日本人は世界でも最も高給な人材になりつつある。
自分は世の中にどんな価値を提供できているのか。
給与をドル換算した時にもう一度考える契機としたい。

第2部ではアイソフトストーンジャパンの若杉誠司氏より、
中国・無錫でのiCarnegie無錫校のプログラムの魅力についてお話いただいた。
このプログラムは、中国で急成長を遂げるアイソフトストーン、iCarnegie無錫校、
そしてグローバル・エデュケーションの3社が参画する新しいプログラムだ。
眩暈がするほど、ダイナミックにスピード感をもって突き進んでいる中国を
体感し、グローバル競争下での日本企業、および研修生のポジショニングを
考えるプログラム
となっている。

DSC01284


当日は、若杉氏からの実体験に基づくプレゼンテーション、
また、ご来場いただいたご担当者様で中国経験もあるお二人から
中国のダイナミックさとスピード感をお伝えいただいた。

若杉氏からの話で私が驚いたのは、アイソフトストーンでは
実力主義を徹底した結果、日本法人でも、
日本人エンジニアと中国人エンジニアの給与が逆転
したという話だ。
海外のみならず、日本国内でも競争に負けてしまう現象が起きている。
日本人はキャリアを他人任せにしてしまう人も多いが、
今後は自分で自分のキャリアを作り上げていくというマインドが今まで以上に求められる。

私もiCarnegie無錫校を見学し、現地の若手ビジネスパーソンに話を聞いた際、
その意識の高さとハングリー精神には驚かされた。

その時の記事はこちら。
http://blog.m-furukawa.jp/archives/2011-09.html#20110925

まさに百聞は一見に如かず。
グローバリゼーション3.0時代のキャリアを考える上で
一度機会を見つけて現地に行きそのダイナミズムに自ら触れていただきたい。



kazukon at 17:51

「グローバルかつイノベーティブな人材の育成へ」

2012年01月05日
アイザックさん
昨年12月に、大手コンサルティングファームにて、カリフォルニア大学バークレー校のビジネススクール、
Haas School of BusinessのMOTプログラムディレクター
、Andrew Isaacs教授によるセッションを行った。

Isaacs教授にはグローバル人材育成研究会(G研)にも度々ご登壇頂いているが、親日家であり、シリコンバレーのイノベーティブな企業、欧州のグローバル企業向けのプログラムをデザインしており、その知見の広さは刺激的であり、情熱溢れるスタイルはいつも楽しみにしている

今回は多様性に富んだ7名のパートナー、コンサルタントの方々とIsaacs 教授を囲んでのとてもインタラクティブなセッションとなった。

・ディスラプティブイノベーション(破壊的イノベーション)をどう捉えるか?
・シリコンバレーをどう活用するか?
・Google、アップル、P&Gなどイノベーティブな会社の戦略から学ぶべきことは?
・日本企業の方向性は?

このようなトピックでの、非常に密度の濃いディスカッションとなり、参加者、Isaacs教授共に次の機会を楽しみにしながら終わった。 ご担当者が表現されたようにまさに「知的格闘」であった。

このセッションを通して、今、日本企業に求められているのは、「グローバルかつイノベーティブな人材」だとひしひしと感じている。
前回のブログでも述べたが、2011年は各社でグローバル人材育成の枠組みが大きく変わり始めた年、というのが実感だ。
しかし、ようやく従来の「グローバル人材=仕事が出来る人+英語力、異文化理解」という枠組みから脱却し始めたところであり、世界中のAクラス人材を採用・配置・育成・評価しているグローバル企業との差は歴然である。
2012年は、グローバル人材育成も、更に進化させなければならない。
多様性をマネジメントして革新的な価値を産み出す。そうした人材だ。

1月18日(水)のG研では、以下のポイントにフォーカスを当てる。

●イノベーティブな組織を作るためには?
●新興国のスピードを体感できるような研修はないか?
●自社ニーズに合ったカスタムの海外研修はないか?


改めてグローバル人材育成の方向性について皆様のご意見を頂きたいのでぜひご参加を
kazukon at 21:01

2012年の人材キーワードは「自立、グローバル、イノベーティブ」だ

2012年01月04日
あけましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。本年も『グローバル&自立型人材育成』に本気で取り組んでまいりますのでよろしくお願い申し上げます。

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さて、2011年は、グローバル人材育成に関して明らかに潮流が変わった様に思われる。今までのように、「グローバルも手をつけておかなくては」というレベルから、「経営者からのトップダウン」に変わった。生き残りをかけて、世界60億人の市場経済のマーケットで戦っていく決意をしなければならないところまで追い詰められた企業が急増したのが要因である。

そして、「グローバル人材=日本で仕事のできる人+英語力」という曖昧で誤った概念に対する反省が、現場の人事部や経営企画部で腹落ちした年でもあった。これは、2000年に起業してから、私が訴え続けてきていることで、ようやく認められ始めたは嬉しい。
しかし、数10年に渡って、英語力をなんとかしろという大合唱に従い、本気にならない社員に英語研修を施している間に、韓国では、サムソンの管理職が平均でTOEIC900以上であり、エリート層の英語力に関してはもうとっくに議論が終わっているを鑑みると日本の「茹で蛙状態」は危機的である。

もう日本のエリート層は、TOEICなど会社から義務付けられなくても、自立して自己学習で自分の将来をかけて900点を取るべきなのであるが、まだまだそんな雰囲気は出来上がっていない。

日本企業は、円高で年収10万ドル(780万円)になってしまった保守的な日本人エリート社員にTOEIC700を義務付けて、世界でもう一度シェアを奪還するというような空論はやめる時期である。

求められる人材のスペックを、英語力だけではなく、ビジョン力、思考力、自己強化力、コミュニケーション力、ダイバーシティー力など可視化し、その習得に関しては十分に支援するべきである。そうしなければ、間にあわないところまできている

個人レベルに落とし込んでも日本の高収入中能力人材が新興国の低収入高能力人材に人材の価値として勝てる可能性は残念ながらない
企業は最後には生き残りを選択するから、その時にもうあなたは必要ないと切り捨てられないように備えなければならない。

私は、「自立、グローバル、イノベーティブ」が今年の人材のキーワードと考える。なぜ、グローバル人材が求められるか?それは、生き残るために必要なだけであり、そのために、日本のエリート層は世界で何が起きていて、それが自分の将来にどんな意味があるのかを客観的かつ正しく理解しなければならない。それが、自立へとつながる。
日本のような高収入人材が中心の企業のコスト体質で、中級の商品やサービスを提供していたら、この先どういう結末になるのかは誰にでもわかることである。
だからこそ、「グローバルかつイノベーティブな人材」が求められるのである。

2012年はこの関連性にもぜひ着目していただきたい。

今年の第1回目のG研では、中国での新しい研修のご紹介とグローバル人材育成とイノベーティブ人材育成の動向について取り上げるので是非ご参加頂き、ご意見を頂戴したい。


kazukon at 21:31
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