布留川 勝の「人材育成の現場!」日記
企業・団体の「グローバル&自立型人材」育成に携わるグローバル・エデュケーションの代表、布留川が人材育成の現場で日々感じたことなどをまとめます。 BLOG内検索
GlobalEducationandTrainingConsultants代表取締役布留川 勝カーネギーメロン大学 Institute for Software Research International Program Director

海外現地法人社員との合同研修

多国籍チームビルディングは、"たこ焼き"でうまくいく!

2015年07月01日
本日は、6月29日(月)に、弊社のエグゼクティブディレクターである福田聡子が
ある企業のチームビルディングセッションを担当する機会をいただいたので、
その様子をご報告したい。

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この企業では、日本国内・海外から選抜された14名の若手リーダー達が
約4カ月間で、リーダーシップの様々な要素を学ぶためのプログラムを実施されている。

プログラムは、全て英語で実施。
メンバーの出身国も日本・中国・タイ・メキシコと様々だ。

そして今回は、研修のキックオフとなる初日の午後に、
チームビルディングを目的としたCooking Sessionを実施した。

セッションでは、14名の参加者が4チームに分かれて90分間で3品の指定された料理をしながらチームに必要な要素を考えていく。

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セッションをサポートした弊社のアテンド者からの報告では、会場に入ってきた時には、
プログラム初日の午後ということもあり、参加者もかなり緊張している様子だったが、
セッションが始まると、「料理」という共通の話題ですぐに盛り上がったとのことだった。

例えば、調理開始前の15分間は、チームのミーティング時間だったが、
15分経つ前には、参加者自ら手を洗い始め、必要な食材を取りに走っていたそうで、
参加者の顔からは不安ではなく、ワクワクするような顔に変わっていたのが
近くにいてもはっきりと分かったそうだ。

また、今回の料理の1つでもある「たこ焼き」では、出来上がりのイメージや、たこ焼き器の使い方、味付けについてなど、英語でコミュニケーションをとるのに苦戦したようだが、外国籍の参加者がたこ焼きを上手にひっくり返した時には、他のチームからも歓声が上がったそうだ。

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料理は小学校の家庭科以来という人や、普段はキッチンに立つ事すらないという人も多くいたそうだが、料理の経験に関わらず、楽しめるのもこのセッションの醍醐味ではないだろうか。

研修最後は、料理に取り組んだ90分間の自分のチームについての振り返り

上手くいった点、改善すべき点は何か、今後チームとして具体的に必要な行動とは?
について以下のような色々な意見が出たようなので、いくつか紹介したい。

1) 料理別に作業を分けたのは良かったが、自分の作業に没頭するあまり、
進捗確認をしなかった。

2) 作ったシロップを、水と勘違いされて捨てられた。コミュニケーション不足
作業は2倍になった。

3) 英語力不足を痛感。明確に理解し合うためには、語彙力も表現力も
より高める必要がある。


この研修には、英語力が一定以上ある参加者が参加しているとのことだったので、
3)には少し驚いたが、講師側からあえて必要以上に細かな指示はしないことで
このようなコメントが参加者自身の言葉で出てきたのではないかと思う。

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帰りは、全員で片づけをして会場を後にしたそうだが、皆さんほんの数時間の料理でグッと距離が近くなったようで、姿が見えなくなるまで笑い声が聞こえていたそうだ。

プログラムはまだ始まったばかりだが、
今から4カ月後の成長した姿を聞くのが楽しみである。

長期に渡る研修のキックオフでは、運営側が懇親会を実施することが多いが、
特に今回のような多国籍の社員が多いセッションなどでは、「料理」という
共通の話題でチームビルディングを実施してみることもお勧めしたい。

kazukon at 15:51

G研報告Part1:海外現地法人社員および国内グローバル要員育成の「仕組み作り」のノウハウ

2014年06月10日
先日、第100回グローバル人材育成研究会
『4時間でわかる!海外現地法人社員および
国内グローバル要員育成の「仕組み作り」のノウハウとは?』
を開催した。

■第一部■
私から、最近最も多いご相談Top5として、下記の5つについてお話しした。

1. 現地法人の社員を日本に呼んで研修をしたいが、どんな内容がいいか?
2. グローバル人材育成はどこから手をつけるべきか?幹部から?まずは若手?
3. 日本語で経営塾をやっているが、幹部のグローバル化につながらないのでは?
4. 現地法人に出向する人材の人選基準をどうすればいいか? 
5. 海外研修を検討しているがどんなものがあるかわからない。


下記の5W1Hに答えていくと、これらの答えが見えてくる。

Why:何のために育成するのか?
What:どんな人材スペックが必要なのか?
When:いつまでに育成する必要があるのか?
Where:国内か海外か?どこがけんしゅうちとして妥当か?
How:どのような方法が効果的か?


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例えば1. 「現地法人の社員を日本に呼んで研修をしたいが、どんな内容がいいか?」についてだが、合同研修を実施する目的として下記内容が挙げられる。

1.グローバル拠点同士のネットワーキング
2.企業フィロソフィー浸透
3.外国人社員の日本本社の見学やリテンション
4.日本人の「コア人材グローバル化研修」卒業生のフォローアップ


4.の「コア人材グローバル化研修」とは、1年間で(2日〜3日間/月×11回)、
グローバルマインド、グローバルコミュニケーションスキル、
またMBA的フレームワークなどを習得するのプログラムである。
例えば、8年間この研修を毎年20名に実施した場合、
約160名のグローバル人材が育成されることになる。

これらの卒業生と外国人社員が合同研修を行うことは、
次世代グローバルリーダー達のネットワーキングを促進するだけでなく、
企業理念やビジョンの浸透、またグローバルレベルでの課題解決に向けた
協働を促進する
ことにも繋がる。

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4.「現地法人に出向する人材の人選基準をどうすればいいか?」についてだが、
科学的な人材アセスメントを自己理解として使うだけでなく、
採用・配置に利用するにはどうすればよいかと考えている
ご担当者様が今回の参加者でも多かった。

その中で今回は2つのアセスメントをご紹介した。

1)多国籍な現場で通用するグローバルビジネススキルを測るアセスメント
プレゼンテーション力、ネゴシエーション力など多国籍な現場で通用するか
グローバルコミュニケーション度を測定するアセスメントで、
海外赴任選抜基準の一つとしても多く活用いただいている。

2)人材特性測定による適材配置を行うアセスメント
成功している人材のパフォーマンスモデルを作ることが出来、
海外赴任者の配置やジョブローテーションではもちろんのこと、
部下をよりよく知るきっかけとしての評価面談ツールとしてもご活用いただける。

第二部のジェームス・ドハティ講師による合同研修のプログラム内容紹介について、
また第三部のQ&Aセッションの続きは、次のブログでご紹介するのでご覧いただきたい。
kazukon at 16:55

海外現地法人の社員を育成する「仕組み作り」をどうするか?

2014年05月20日
近年、グローバル人材育成の課題として、日本人社員のグローバル化と同時並行で
「海外現地法人の社員の育成」も併せて実施したいという声が多く挙がっている。

例えば、下記のようなご相談をいただくことが増えてきている。

・「海外現地法人の社員の育成は、各現地法人の人事部が行っているものの、
 体制が不十分であり、目指すべき人材像もきちんと定義、共有されていない」

・「海外現地法人と日本本社社員との一体感を生み出すための施策として、
 「合同研修」をやりたいが、起こり得る問題を考えると二の足を踏んでしまう」


企業理念やビジョンの浸透、また、グローバルレベルでの課題解決に向けた協働促進は、
現地法人社員と国内グローバル人材育成共通の課題である。
また、協働促進を行う上で、互いの文化、慣習、コミュニケーションの違いを理解し合うことは非常に重要であり、問題解決に向けて尽力することは、一つの強い組織を作るために必要不可欠である。

次回、5月27日(火)の研究会(G研)では、
今、多くのグローバル企業でご相談を受けている、
『海外・日本メンバー合同研修』の企画・運営ノウハウについて解説する予定だ。

事例などを交えて、海外現地法人と日本本社社員の協働を促進するための
仕組み作りやカリキュラム内容
についてお話する。
また、皆様から海外現地法人社員を育成する上での課題をお伺いすると共に、
その解決策についても一緒に考えていく予定だ。

第2部では、数多くのグローバル企業で合同研修を実施している
ジェームス・ドハティ講師をお迎えし、
海外現地法人社員と日本本社社員の一体化を生み出す
カリキュラム例
をご紹介する。(逐次通訳あり)

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<前回のジェームス・ドハティ講師によるG研の様子>

現地法人社員のマネジメント力強化、ロイヤリティを高める、モチベーションアップ、
スタッフ同士の相互理解促進、日本側とのコミュニケーションの活性化
など、
効果的な協働を促進するにはどうすれば良いか
ワークの一部を体験いただきながら考えていく。

また、第3部では、ディスカッションを実施し、
ご参加いただいた皆様と下記テーマでお考えいただく予定である。

・海外現地法人社員を育成する上での課題
・日本人社員のグローバル化を促進する研修の仕組み作りをどうするか?選抜か、底上げかどちらが優先か?

前回の研究会でもディスカションを実施したのが、
「他企業の人事部の方と課題を共有し、意見交換できたのは大変学びが大きかった」
と嬉しいお言葉をいただいたので、是非今回も、このディスカッションを通して、
少しでも多くの気づきをお持ち帰りいただければ幸いだ。

また、今回は特別にG研100回開催を記念して、ご参加いただいた方から1名様に抽選で
6月10日(火)実施のロンドンビジネススクールとの共同セミナー
「グローバルビジネスを勝ち抜く『イノベーション』について考えてみませんか?」

セミナーチケットを贈呈する。(通常参加費用8万円(税別))

貴重な機会なので、是非次回のG研にご参加いただきたい。

▼G研修100回 お申込み詳細▼
https://www.globaledu-j.com/inquiry/apply-g.html
kazukon at 15:36
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