布留川 勝の「人材育成の現場!」日記
企業・団体の「グローバル&自立型人材」育成に携わるグローバル・エデュケーションの代表、布留川が人材育成の現場で日々感じたことなどをまとめます。 BLOG内検索
GlobalEducationandTrainingConsultants代表取締役布留川 勝カーネギーメロン大学 Institute for Software Research International Program Director

右脳型英語学習法

英語は右脳的に学ぶ?

2016年03月28日
先日、当社専務取締役の福田聡子が講師で「右脳型英語学習法」セミナーを弊社にて開催した。今回は、実践を通じて皆さんにより詳細なトレーニング方法をお伝えしたので、今回はその内容をご紹介する。


多くの日本のビジネスパーソンから「英語に苦手意識を持っている」「全社的に社員の英語力底上げの課題が顕著になっており、必要性は分かっているが自立的に勉強を継続することがどうしてもできない」といった声を聞く。この英語力問題については多くの皆様に心当たりがあるのではないだろうか。「受験時に必死で勉強したが、いざ使おうと思うと全く口から出てこない」というのは日本人ビジネスパーソンの典型である。

なぜそのような現象が起こるのか?という問いに対して冷静に考えてみれば、頭の中に詰め込んだ記憶と、記憶をコミュニケーションスキルとしてアウトプットする口が連動していなければせっかくの知識も機能しない。
多くの英語力問題を抱える人々には、英語力向上・定着において最も重要な英語を「使う」というアウトプットが圧倒的に足りていないのである。保有能力と発揮能力はイコールではない。
多くの企業では未だに「昇進にはTOEIC600点取得が最低ラインです。」と規定を設ける施策を行ったりしているが、残念ながらこれだけでは企業にとってメリットのある本質的な英語力養成にはつながらない。TOEICの数値は非常に的確であるが、既定の点数を超えた段階で学習をやめてしまったり、結局アウトプットの機会がなく身になっていなかったりと、折角の施策の投資効果を得ることができない。

真の英語学習とは、勉強ではなくトレーニングであり、習熟度は時間量と使用量に比例する。「内的動機で明確な目的意識」を持ち、TEDや映画・アプリ等を利用して空き時間を有効に活用して一定期間集中的に継続すれば必ず使える英語力は身に付く。トレーニングの際には、先にも述べたように、ただ暗記したり聞き流すだけではなく発揮能力を養うために「聴き取り、自然に口から出るようになるまで何度も繰り返しアウトプットをする」ことが重要だ。本当の意味で成果の出るトレーニングの要素をご理解いただき、社内における英語力問題施策の改革に取り組んでいただくことを強く訴えたい。

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もう一つ、英語学習の期間について触れておきたい。英語力獲得に成功した多くの人材の「勝ちパターン」は1年間など期間を決めて集中的に密度を上げて学習する方法だ。
これはビジネスパーソンにとっては朗報だ。なぜなら、ビジネスマンは多忙ゆえに毎日まとまった時間を取ることは簡単ではないし、先の見えない期間「伸び悩む勉強法」を続けるモチベーションなど続くはずがない。
それより、1年間と期間を決めてスキマ時間を有効に捻出し一気に英語の回路を構築する方が、効率的かつ確実に英語力を向上させることができるからである。

それこそ、学生時代に一定期間必死に覚えた古文をまだ覚えてはいないだろうか?あるいは、学生時代に嵌った洋楽の歌詞を未だに口ずさめたりはしないだろうか?このように、何度も口に出して自動化した記憶はなかなか忘れないものである。
英語のアウトプットが習慣化されることで次第に定着し「ネイティブとのビジネスシーンでも使えた!」などという小さな成功体験が積み重なり、英語力向上サイクルが見事に出来上がるのである。

言われてみれば当たり前と思うような学習方法を実践されていない人々があまりにも多いという事実は、個人のキャリア形成という視点からも非常に勿体無いことであるし、何よりグローバルビジネスを促進させていく上で大きな障壁となる。日本の英語教育を嘆くのはもうやめて、とにかく自立的に楽しんでトレーニングする習慣を手に入れていただきたい。


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最後に、英語に苦手意識があってもすぐに使える具体的な学習方法を一部ご紹介しようと思う。
例えば、自分自身のストーリーを1日20回「音読」し、これを1ヶ月合計600回毎日続けてみていただきたい。内容は、キャリア・趣味・出身地など、何でも構わない。1ヶ月毎日欠かさずに継続すれば、TOEICの点数が上がっていなくても自然と口から出てくるようになるのを実感いただけるはずである。
英語マニアはこうして得たインプットをアイリッシュパブなどでさりげなく披露したりしている。
そこには日本語を学ぶために来ている外国人も多く、お互いに英語と日本語を教えあうカンバセーションパートナーになったりしている。実際にネイティブとの会話が弾むと英語に対する捉え方も次第に楽しくポジティブなものに変わっていく効果的な学習方法であるので、是非試してみていただきたい。

相手のことについて尋ねる前に自分自身の情報を開示することで、相手との共通点をスムーズに見つけることができ、会話を広げることができる。あらかじめ簡単な自分のストーリーストックを持っておくだけで相手からの反応も変わり一歩前進できるはずである。

「使える英語力」を身に付けるために重要なのは、左脳で理解し記憶することよりも
右脳を最大限に活用して生の英語感覚を体得していくことである。


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詳しくは、今後も定期的に開催する「右脳型英語学習法セミナー」に是非足をお運びいただき、実践を通じてご自身の英語感覚を体感していただきたい。過去にご参加いただいた人材育成ご担当者様や自己啓発でお越しいただいた個人の方々にも大変ご好評いただいているセミナーの一つであるので、より多くの方に英語学習に対するステレオタイプを払拭していただきたいと強く願っている。

kazukon at 22:59

「社員の英語」なんとかならないのか?

2015年02月25日
この業界に入って30年近くなるが「社員の英語力アップ」の課題は今だに未解決である。
ただここに来て「未解決」では済まない事態になってきている企業も増えている。

「英語さえ」もできない駐在員や海外出張者への風当たりは強さを増している。中国人も韓国人も台湾人の英語力は確実に上がってきている。シンガポール人や香港人は昔から普通にできる。ASEANのエリート層で英語を使って会議や交渉できない人はほとんど見当たらないのが現実である。

現地法人の会議で発言しない日本人は一体何をしにきたのか、と真っ向から批判され始めている。彼らの怒りは当然であり弁護のしようがない。仕事をする上で必要なスキルの1つである英語力を持っていないという事は、「努力をしない人」ということを自分で証明しているようなものである。

一方社員の英語力に関し、英語公用語化を宣言し真っ向から取り組む企業も散見できるようになってきた。そろそろこの課題を先送りしてきた企業も個人も潮目が変わったことを受け入れる時期が来たと考えたほうがよさそうである。

次回3/19(木)のグローバル人材育成研究会(G研)では、上記と関連して企業における英語研修を取り上げる。
『社内英会話レッスンの限界!代替案として「Why、How、Whatの3ステップ方式」で組織の英語力底上げを目指す』と題し、「社員の英語力アップ」について皆さんと意見を交換させていただきたい。

今回は、英語力底上げを目指すために以下の流れで組んだ3プログラムを成功事例を交えてできるだけわかりやすく解説させていただく。

1. Why? 目的&モチベーションを明確にする  「パーソナル・グローバリゼーション」
2. How? 英語の学び方を学ぶ 「右脳型英語学習法」
3. What? 自己学習を始める・習慣化する 「どこでもイングリッシュ」


是非、多くのご担当者様にお越しいただければ幸いだ。

▼詳しい内容は、こちらから▼
http://www.globaledu-j.com/hrd/seminar_report/seminar_111.html

kazukon at 10:21

1年ぶりのG研@大阪 『グローバル人材育成プラン成功の秘訣』

2013年10月23日
先週、大阪では一年ぶりのグローバル人材育成研究会を開催したので、
その様子をお知らせしたい。

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大阪での第93回G研は、
「『グローバル人材育成プラン成功の秘訣』
〜組織のグローバル力を底上げするためにまずは考えるべき2つの事〜」
と題し、
3部構成で行った。
私からは、グローバル人材育成に成功する企業の特徴、失敗する企業の特徴

第2部では、ディレクターの福田から、右脳型英語学習法の研修体験、

第3部では、数多くのエグゼクティブコーチングも行っている、
ジェームス・ドハティ講師のプレゼンテーション研修の一部を紹介した。
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当日は、お越しいただいた皆様にグローバル人材育成上の課題
議論いただいたのだが、課題と言っても、
各社の規模・業態、グローバル度の進み具合によっても大きく異なってくる。
会社自体でグローバルに向かっていく機運を高めるための底上げが必要な企業もあれば、
部署ごとに必要なグローバルコンピテンシーモデルのようなものを作って、
誰が次のグローバルリーダーになるか、という選抜を行っている企業もある。
だからこそ、各社とも、自らに合ったグローバル人材育成が必要だ。
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グローバル人材育成に失敗する企業の特徴の一つに、
「本質ではなく、他社事例などの影響を受けやすい」というものがある。
業界、業種、会社によって違うニーズであるのに、他社動向を過度に気にして、
何年も情報収集のみにとどまり、方向性が出せない。

そうではなく、自らに必要なものを徹底的に議論し、
決めたらやってみる、という覚悟が必要なのではないか。
そこから見えてくるものもあるし、そこからどんどん改善してゆけば良いと思っている。

第2部でご紹介した右脳型英語学習法は、組織の英語力底上げにぴったりのセミナーである。
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社内の英語コースに相当の投資をしたが、数年後には受講者が継続的に学習していない、すなわち元のレベルに戻っているという不満足な結果が多く報告されている。
従って、社員の英語学習を支援する方法としては、必ずしも社内英会話コースを充実させるという方向では無いと言うのが私の結論である。
英語をモノにしている人たちの共通点は、継続学習をしていることである。
継続学習をしている人の特徴は、次の2点である。
1) 英語を学ぶモチベーションが高い(なぜ英語を学ぶのかがある)
2) 隙間時間を使った現実的な学習方法を身に付けている。


右脳型英語学習法は、独学で英語を学ぶ英語マニアのノウハウを研究しつくして
出来上がった研修
である。
英語学習は会社負担ではなく、自ら学んでいく、という学習に対する
自立的な姿勢を育むという意味でも使っていただけるのではないかと思っている。

第3部のドハティ講師とは、もう20年来の友人かつビジネスパートナーなのだが、
毎回、彼のワークショップには、毎回楽しい驚きがある。
彼はマネジメント研修や、企業理念浸透、海外マネージャ向けの研修など、
非常に幅広いことが出来る人なのだが、今回は、プレゼンテーションに焦点を当てた。
当日いらしたお客様の中から5名にご協力いただき、
プレゼンテーションのコーチングを行った。

パワースタンドという、プレゼンテーションの時に効果的な立ち方や発声、
どの言葉を強調するか、それをどのような感情を込めて言うのか、など、
ドハティ講師からのフィードバックによって、
5人の皆さんのプレゼンテーションがみるみる良くなっていくのを見るのは
非常に興味深かった。
その時の様子はこちら。
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現在、大阪では1年に一回開催という形だが、
今後はぜひ増やしていきたいと思っているので、応援いただきたい。


[ドハティ講師、ディレクターの福田と私で]
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kazukon at 18:34

「英語を学ぶ」か「英語の学び方を学ぶ」か

2012年04月21日
PG右脳型

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「魚を釣りに行く」と「魚の釣り方を学びに行く」、どちらかを選択しなければならないとしたらどうしますか?英語学習に関しては、日本人はどうも前者的アプローチが多い。すなわち「英会話レッスン」に偏りがちである。

本日は、その後者的アプローチ「英語の学び方を学ぶ」オープンセミナーを開催中である。
講師は弊社ディレクターの福田聡子。
私の英語学習公式は

「英語を学ぶ」<「英語の学び方を学ぶ」である。

とにかく自分のやる気の出る学び方を習慣化する。

英語力をつけるのは、プレゼンテーション力習得より、ピアノを学ぶのに近い。プレゼンワークショップに2日間出ればかなりのスキルが身につくが、英語力もピアノを弾けるようになるのも2日間ではまったく無理である。

継続学習「Practice,Practice, Practice」しかないのである。

写真は本日の様子。
Facebookで実況中継しているので、是非ご覧いただきたい。
kazukon at 09:00

変革が求められる企業内英語研修

2011年10月07日
企業内英語研修に変革が求められている
各企業がグローバル人材育成に本気になる中、過去20〜30年続いてきた従来型の英会話レッスンや通信教育などの投資効果にメスが入ろうとしているのだ。
10月17日(月)のG研では、その傾向と実態、そして今後のあり方について、G研メンバーの皆さんと意見交換をしたいのでぜひご参加頂きたい。

<プログラム概要>
http://www.globaledu-j.com/hrd/seminar_report/seminar_02.html
<お申込み>
https://www.globaledu-j.com/inquiry/apply-g.html

そもそも、英語を学ぶことに対してコミットしていない人が、社費で英会話レッスンを週1回2時間、半年間受講し、それ以外の時間は自分の時間を英語学習には一切使わない
そのような形では英語をものにできるわけがないのだ。

では、何が求められているのか?

1) Why なぜやるのか?
2) How 効果的な学習法は?


少なくともこの2つは体に染み込ませなければならない。
そして、本気で1年間取り組む

必ず今までの、「英語に対するネガティブな感情」はなくなっている。
そして、人から、会社から言われたから英語を学ぶという、外発的な動機ではなく
自分がこうありたいから、こうなりたいからという内発的な動機のもと
スキマ時間を活用して、英語を学び続けている人材が増えている
はずだ。

英語学習に関して自立した人材を育成する、そうした形への変革が求められていると感じている。


尚、10月17日のG研ではワシントン大学との共同開発Mini-MBAを紹介する。
Michael G. Foster ビジネススクールのDeanとAssociate Deanをお招きしている。
グローバル人材育成の最前線についてお話頂く予定だ。

皆さんのご参加を楽しみにしている。
kazukon at 10:11
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